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11|脳神経系薬――意識・運動・発作をみる

項目設計
分類A+B
対応領域52~57
事前学習主要神経伝達物質
対面授業座学40分+整理演習15分+症例30分+確認5分
中心テーマ脳卒中、てんかん、Parkinson病を神経機能と結ぶ
症例けいれん発作後/Parkinson病のon–off/急性脳梗塞
中心メッセージいつから、どの機能が、どう変化したかを薬物療法につなげる

対象となる領域

No.学習領域分類到達点
52脳卒中急性期・再発予防薬A発症時刻、神経症状、出血を評価する
53抗てんかん発作薬A発作中・発作後の観察と治療継続を理解する
54Parkinson病治療薬Bドパミン補充と運動合併症を説明する
55認知症治療薬B治療目的と効果の限界、副作用を説明する
56頭痛・片頭痛治療薬B二次性頭痛と発作・予防治療を区別する
57神経筋疾患の薬物療法B対症療法と疾患修飾療法の大枠を理解する

1.事前学習

15~20分、スライド18枚前後を想定する。

到達目標

  1. 中枢神経系の興奮と抑制を説明できる
  1. 主要な神経伝達物質と主な働きを対応させられる
  1. 運動調節におけるドパミンの役割を説明できる
  1. アセチルコリンと認知・神経筋伝達の関係を説明できる
  1. 薬が神経伝達を増強・抑制する基本的な方法を説明できる

事前学習スライド構成

No.タイトル内容
1タイトル主要神経伝達物質
2学習目標神経伝達物質から薬を考える
3ニューロン細胞体、軸索、樹状突起
4シナプス神経終末から次の細胞への情報伝達
5神経伝達の流れ合成、放出、受容体、分解・再取り込み
6興奮と抑制神経活動のバランス
7グルタミン酸主な興奮性神経伝達物質
8GABA主な抑制性神経伝達物質
9ドパミン運動、報酬、意欲など
10アセチルコリン認知、自律神経、神経筋伝達
11ノルアドレナリン覚醒、注意、ストレス反応
12セロトニン気分、睡眠、疼痛など
13受容体作動薬神経伝達物質の作用を強める
14受容体遮断薬神経伝達物質の作用を弱める
15分解酵素阻害神経伝達物質を長く作用させる
16再取り込み阻害シナプス間隙の伝達物質を増やす
17イオンチャネル調節神経細胞の興奮を抑える
18まとめ伝達物質・受容体・症状・薬をつなげる

事前学習で強調すること

神経伝達物質は一つの作用だけを持つわけではない。
例えばドパミンは、
  • 運動
  • 報酬
  • 意欲
  • プロラクチン分泌
  • 悪心・嘔吐
など複数の機能に関与する。したがって、ドパミン作用薬によって運動症状が改善する一方、幻覚や衝動制御障害などが起こり得る。