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第14回|免疫・皮膚・感覚器・性ホルモン
この回は、正式にはB治療理解型を中心としつつ、重症薬疹だけA臨床型として扱う回になる。
| 領域 | 分類 | この回での到達点 |
|---|---|---|
| 51 免疫抑制薬・生物学的製剤 | B | 治療標的と感染リスクを対応させる |
| 69 皮膚外用薬 | B | 剤形・塗布部位・塗布量と副作用を理解する |
| 70 重症薬疹・薬剤性障害 | A | 危険徴候を認識し、直ちに報告・対応できる |
| 71 眼科・耳鼻科用薬 | B | 正しい投与方法と全身作用を理解する |
| 72 性ホルモン・避妊薬 | B | 治療目的と血栓症などのリスクを理解する |
| 73 不妊治療薬 | B | 各ホルモン製剤の役割とOHSSを理解する |
この回の中心メッセージ
薬が作用する標的が局所であっても、患者全体を観察する。また、免疫抑制・薬疹・ホルモン治療では「早く気づくべき危険」を見逃さない。
事前授業
所要時間は15~20分程度とし、薬剤名の暗記ではなく、対面授業に必要な正常機能を確認する。
到達目標
事前学習後、学生が次を説明できればよい。
- 免疫反応を抑えると感染しやすくなる理由
- 皮膚からの薬物吸収に影響する条件
- 点眼薬が全身に移行する経路
- 視床下部―下垂体―性腺系の関係
- FSH・LH・エストロゲン・プロゲステロンの基本的役割
事前学習スライド構成
| 枚 | スライド内容 | 学生に残すポイント |
|---|---|---|
| 1 | 第14回の学習目標 | 免疫・皮膚・眼・生殖を「薬の標的」でつなぐ |
| 2 | 自然免疫と獲得免疫 | 免疫は病原体排除と炎症を担う |
| 3 | T細胞・B細胞・サイトカイン | 免疫抑制薬の主な標的になる |
| 4 | 免疫反応と炎症 | 過剰な免疫反応は組織障害を起こす |
| 5 | 免疫を抑えることの二面性 | 炎症を抑える一方、感染防御も低下する |
| 6 | 皮膚の構造とバリア機能 | 角層が外用薬の吸収に影響する |
| 7 | 外用薬の吸収を変える条件 | 部位、年齢、炎症、塗布面積、密封 |
| 8 | 外用薬の剤形 | 軟膏・クリーム・ローションの違い |
| 9 | 眼表面と鼻涙管 | 点眼薬は鼻涙管から全身移行し得る |
| 10 | 点眼薬の基本 | 1滴、容器先端を触れさせない |
| 11 | 視床下部―下垂体―性腺系 | GnRH→FSH・LH→性腺 |
| 12 | 月経周期と排卵 | FSH・LHと卵胞発育・排卵の関係 |
| 13 | エストロゲンの作用 | 子宮内膜、骨、血液凝固などへの作用 |
| 14 | プロゲステロンの作用 | 子宮内膜を妊娠に適した状態にする |
| 15 | 不妊治療で使うホルモン | 卵胞発育、排卵誘発、黄体補充 |
| 16 | 事前確認問題 | 3~5問で正常機能を確認 |
事前確認問題例
- 免疫反応を抑制すると感染リスクが高くなるのはなぜか。
- 外用薬の吸収が大きくなりやすい条件を二つ挙げよ。
- 点眼薬が全身に移行する経路は何か。
- 排卵に直接関係するホルモンは何か。
- プロゲステロンの主な役割を一つ挙げよ。