04 循環器②
問8|症例記述
ノルアドレナリン投与中の患者に、頻脈と四肢末端の冷感が出現した。
確認すべき項目を二つ挙げ、それぞれの理由を書け。
解答・解説
| 問題 | 正解 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | C | ニトログリセリンは心負荷を軽減して胸痛を改善する。アスピリンは血小板凝集を抑え、血栓形成を防ぐ。 |
| 2 | A | ニトログリセリンによる血管拡張で血圧が低下し、頭痛やふらつきが生じることがある。 |
| 3 | B | β遮断薬による過度の心拍数低下で、心拍出量と脳血流が低下している可能性がある。 |
| 4 | B | 抗不整脈薬は刺激生成や興奮伝導に作用するため、徐脈、QT延長、新たな不整脈などを起こす可能性がある。 |
| 5 | B | 黒色便とHb低下は消化管出血を示唆する。抗凝固薬との関連も評価する。 |
| 6 | A | ノルアドレナリンは主に血管抵抗を高め、ドブタミンは主に心収縮力を高める。 |
問7の解答例
血圧が上昇しても、腎臓や脳などの重要臓器への血流が十分に回復したとは限らない。尿量は腎灌流、意識状態は脳灌流を評価する手掛かりになるため、血圧と合わせて確認する。
採点基準:2点
- 血圧上昇と臓器灌流改善は同じではないと説明している:1点
- 尿量・意識状態と腎・脳灌流を関連づけている:1点
問8の解答例
- 心電図・心拍数:循環作動薬による頻脈や不整脈を確認するため
- 血圧・平均動脈圧:昇圧効果と過度な血管収縮を確認するため
- 皮膚色・毛細血管再充満・末梢温:末梢循環や末梢虚血を確認するため
- 尿量:腎血流が維持されているか確認するため
- 意識状態:脳血流が維持されているか確認するため
- 投与部位:血管外漏出による組織障害を確認するため
- 乳酸値:組織灌流不全の改善・悪化を評価するため
採点基準:2点
- 適切な確認項目を二つ挙げている:1点
- 循環作動薬の作用や臓器灌流と関連づけている:1点
評価では、観察項目を列挙するだけでなく、「その薬によって何が変わり得るため確認するのか」を説明できているかを重視する。