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10|腎機能・排尿・造血・凝固と薬物療法

項目設計
分類A+B
対応領域40~44
事前学習腎機能検査・血算・凝固検査
対面授業座学40分+整理演習15分+症例30分+確認5分
中心テーマ腎機能低下による薬物蓄積
症例CKD患者の用量調整/貧血治療/血小板減少
中心メッセージ薬だけを見ず、腎機能・尿量・血算・出血徴候を経時的にみる

対象となる領域

No.学習領域分類到達点
40AKI・CKDと薬物療法/用量調整A腎機能低下時の蓄積・腎毒性を予測する
41排尿障害治療薬B蓄尿障害と排出障害の薬を区別する
42貧血・造血因子製剤B貧血の原因と補充・造血刺激を対応させる
43出血性疾患・凝固因子製剤B血小板・凝固因子・線溶の違いを説明する
44血液疾患の薬物療法B骨髄抑制と支持療法の目的を説明する

1.事前学習

15~20分、スライド20枚前後を想定する。

到達目標

  1. 腎臓の主な機能を説明できる
  1. 血清クレアチニン、eGFR、尿量の意味を説明できる
  1. 血算の赤血球・白血球・血小板を区別できる
  1. PT-INRとAPTTが凝固系の検査であることを説明できる
  1. 腎機能低下によって薬物が蓄積する理由を説明できる

事前学習スライド構成

No.タイトル内容
1タイトル腎機能・血算・凝固検査
2学習目標検査値を薬物療法につなげる
3腎臓の役割排泄、体液・電解質、酸塩基、内分泌
4ネフロン糸球体濾過と尿細管機能
5糸球体濾過血液から原尿を作る
6血清クレアチニン筋代謝産物と腎排泄
7eGFR糸球体濾過量の推算値
8eGFRの限界年齢、筋肉量、体格などの影響
9尿量腎灌流と腎機能を反映する重要情報
10AKI急速な腎機能低下
11CKD腎障害が持続する病態
12腎排泄型薬物濾過・分泌によって排泄される
13腎機能低下と半減期排泄低下、血中濃度上昇、作用遷延
14血算の全体像赤血球、白血球、血小板
15Hb・MCV貧血の程度と分類
16白血球・好中球感染防御
17血小板一次止血
18凝固因子フィブリン形成による二次止血
19PT-INR・APTT凝固系評価の基本
20まとめ腎機能・血算・凝固を患者観察につなげる

事前学習で注意する点

  • 血清クレアチニンが基準範囲内でも、腎機能正常とは限らない
  • 高齢者や低筋肉量患者では、クレアチニンが低く出る場合がある
  • eGFRは推算値であり、薬剤投与設計では体格などを含めた評価が必要になる
  • Hb低下だけで「鉄欠乏性貧血」とは判断できない
  • 血小板数とPT-INR・APTTは同じ止血機能を測っているわけではない