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12|精神科薬――効果と有害事象を行動から捉える

項目設計
分類A中心+B
対応領域58~61
事前学習精神症状と神経伝達物質
対面授業座学35分+整理演習10分+症例40分+確認5分
中心テーマ薬効・有害事象・依存・離脱を患者の変化から捉える
症例発熱・筋強剛/希死念慮/睡眠薬による転倒・せん妄
中心メッセージ「いつもと違う行動」を薬の効果・副作用・病状変化から考える

対象となる領域

No.学習領域分類到達点
58抗精神病薬A悪性症候群、錐体外路症状、代謝異常を評価する
59抗うつ薬・気分安定薬A希死念慮、躁転、セロトニン症候群、臓器障害を評価する
60抗不安薬・睡眠薬A鎮静、呼吸抑制、転倒、せん妄、依存を評価する
61依存症治療薬・離脱管理B物質ごとの離脱症状と治療・支援の大枠を説明する

1.事前学習

15~20分、スライド18枚前後を想定する。

到達目標

  1. 陽性症状・陰性症状・認知機能障害を区別できる
  1. 抑うつ状態と躁状態の主な特徴を説明できる
  1. 不安・不眠・せん妄の違いを説明できる
  1. ドパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、GABAの働きを説明できる
  1. 精神症状を「本人の性格」と決めつけず、病状・薬・身体疾患から考えられる

事前学習スライド構成

No.タイトル内容
1タイトル精神症状と神経伝達物質
2学習目標症状と神経伝達をつなげる
3精神症状の捉え方会話、表情、行動、睡眠、食事
4統合失調症の症状陽性症状、陰性症状、認知機能障害
5幻覚・妄想陽性症状の例
6意欲低下・感情鈍麻陰性症状の例
7抑うつ状態気分、興味、意欲、睡眠、食欲
8希死念慮死にたい気持ちから具体的計画まで
9躁状態気分高揚、活動性、睡眠欲求低下、浪費など
10不安心理症状と自律神経症状
11不眠入眠、睡眠維持、早朝覚醒
12せん妄急性発症、注意障害、変動
13ドパミン精神症状、運動、報酬、プロラクチン
14セロトニン気分、不安、睡眠、消化管
15ノルアドレナリン覚醒、意欲、注意
16GABA中枢神経の抑制
17薬物療法の目的症状軽減、再発予防、生活機能回復
18まとめ症状・伝達物質・薬・患者観察

事前学習で強調すること

  • 幻覚や妄想をその場で否定・論破しない
  • 「死にたい」と言う患者に、自殺について尋ねると自殺を誘発する、という考えは間違っている
  • せん妄は認知症や精神疾患と同じではない
  • 精神症状の悪化に、感染、低血糖、電解質異常、薬物中毒などが関与する場合がある