副腎皮質ステロイド×感染症

① 感染

ステロイドは免疫・炎症反応を抑制するため、感染症に注意する。

観察すること

  • 体温
  • 呼吸状態
  • 排尿時症状
  • 創部
  • 皮膚
  • 口腔内
  • CRP・白血球など
  • 全身倦怠感
  • 食欲低下

特に重要

ステロイド使用中では、炎症反応が抑制され、
感染していても典型的な発熱・炎症反応が目立ちにくい場合がある。

看護の視点

「熱がない=感染がない」と考えない。
呼吸・排泄・食事・活動性などの変化から感染を捉える。
 

どの感染症に注意するのか

感染症は単に「風邪をひきやすくなる」という話ではない。
GCは、
  • CD4陽性T細胞↓
  • 細胞性免疫↓
  • 好中球の感染巣への遊走↓
  • 貪食能↓
  • 炎症性サイトカイン産生↓
などを介して感染防御を低下させる。
そのため、
一般細菌感染
  • 肺炎
  • 尿路感染症
  • 皮膚軟部組織感染症
に加えて、
細胞性免疫低下に関連する感染
  • 結核
  • Pneumocystis jirovecii肺炎(PJP)
  • 帯状疱疹
  • 真菌感染症
  • Strongyloides過剰感染
  • 一部のウイルス再活性化
などが問題になる。