DHP系Ca拮抗薬
DHP系Ca拮抗薬は、血管平滑筋のL型Caチャネルを阻害して末梢血管を拡張し、血圧を下げる薬効群です。
心拍数を下げる作用は相対的に弱く、降圧薬として広く使われます。
「世代」よりも、作用時間と製剤(徐放)で整理すると実務に直結します。
1) 長時間型(1日1回が多い)
- 代表薬:アムロジピン
- 特徴:血中濃度が安定し、反射性頻脈が比較的少ない
2) 中〜短時間型/徐放製剤
- 代表薬:ニフェジピン(徐放)、その他DHP系
- 特徴:血圧変動が大きいと、動悸・ほてりが出やすいことがある(製剤形で差)
- 最重要リスク:過度な血圧低下(めまい、ふらつき、転倒)
- 次に重要:末梢性浮腫(下腿浮腫)、頭痛、ほてり、動悸(反射性頻脈)
- 高齢者での注意:起立性低血圧〜転倒に注意(特に開始・増量時)
- 腎機能/肝機能:高度肝機能障害では血中濃度上昇の可能性(個別判断)
- 相互作用(併用注意):一部薬剤でグレープフルーツ(CYP)相互作用に注意
- 開始時/増量時:血圧、めまい・ふらつき、動悸、頭痛、ほてり
- 継続中:下腿浮腫(夕方に増えることが多い)
- 高齢者:夜間トイレ移動時のふらつき・転倒
- Evidence Library:高齢者の医薬品適正使用(総論/各論)など