Kawahara T, et al. Diabetes Metab Syndr Obes. 2025. PMID: 40761613

SGLT2阻害薬:夜間尿→睡眠への影響

これは先ほどの「排泄」と睡眠がつながる部分だ。
SGLT2阻害薬は、
尿糖排泄↑ ↓ 浸透圧利尿 ↓ 尿量・夜間尿↑ ↓ 夜間覚醒 ↓ 睡眠の中断
という経路で睡眠に影響する可能性がある。

2025年RCT:薬剤間でも夜間尿に差

2型糖尿病+MASLD患者135人を、
  • トホグリフロジン
  • ダパグリフロジン
  • エンパグリフロジン
に無作為化した研究では、夜間排尿回数が、
  • トホグリフロジン:0.8回(有意増加なし)
  • エンパグリフロジン:1.7回
  • ダパグリフロジン:1.9回
となり、後2剤では有意に増加した。
ただしこの差は主として治療初期にみられ、3か月以降は縮小した。
これはかなり興味深く、
SGLT2阻害薬の中でも、作用時間などによって夜間尿への影響が異なる可能性
がある。