降圧薬×食事

🍽 食事

観察すること

  • 食事摂取量
  • 水分摂取量
  • 食欲
  • 嘔吐・下痢
  • 塩分摂取の変化
  • Kを含む食品・サプリメント・代用塩
  • 薬剤と飲食物との相互作用

ACE阻害薬・ARB・MRA

高K血症を起こす可能性がある。
特に、
  • 腎機能低下
  • K製剤
  • K保持性薬剤
  • Kを含むサプリメント等
がある場合は注意する。

サイアザイド系

食事や水分摂取が低下している患者では、
脱水や電解質異常
が表面化しやすくなる。

看護の視点

「血圧が低い」患者では、薬だけでなく、食べられているか・飲めているかを見る。
発熱、嘔吐、下痢、食事摂取不良など、普段と異なる状態も重要である。
 
薬効群食事への主な影響機序・背景エビデンスの位置づけ
ACE阻害薬味覚異常、食事がおいしくないACEはZn依存性酵素。特にカプトプリルではSH基によるZnとの相互作用も想定比較的明確
ARB味覚感度低下詳細機序不明。RAS遮断や唾液・味蕾への作用が候補小規模RCTあり
Ca拮抗薬歯肉増殖→噛みにくい、口腔ケア困難歯肉線維芽細胞・細胞外基質代謝への影響比較的明確
サイアザイド系利尿薬悪心・食欲低下につながりうる、口渇低Na、低K、脱水・循環血液量低下電解質異常のエビデンスは強い
ループ利尿薬口渇、食欲低下につながることがある強い利尿→脱水・電解質異常主に病態・安全性研究
MRA悪心等。食事中Kに注意K排泄抑制→高K血症高Kリスクは明確
β遮断薬体重増加、エネルギー代謝への影響交感神経遮断→エネルギー消費低下など複数研究あり
α₁遮断薬悪心、口腔乾燥があり得るα₁遮断そのものより薬剤有害事象として限定的
中枢性交感神経抑制薬口腔乾燥→食べにくさ中枢性交感神経抑制・唾液分泌低下よく知られた副作用