LEP・OC

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LEP・OC(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬/経口避妊薬)

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① 薬効群の概要

LEP(Low-dose Estrogen-Progestin)/ OC(Oral Contraceptive)は、エストロゲン+プロゲスチンの配合薬。排卵抑制・子宮内膜の安定化などにより、避妊だけでなく月経困難症・子宮内膜症・月経過多などの治療にも用いられる。
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② 作用機序

  • 排卵抑制:視床下部-下垂体への負のフィードバック → FSH/LH分泌↓ → 排卵が起こりにくい
  • 子宮内膜の増殖抑制・安定化:内膜増殖を抑え、月経量・月経痛を軽減
  • 頸管粘液の粘稠化:精子の侵入を抑制
  • 卵管運動の変化:受精・着床の成立を抑制方向へ
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③ 代表薬(例)と位置づけ

1️⃣ LEP(治療目的:保険適用が多い)

  • 目的:月経困難症、子宮内膜症に伴う疼痛、月経過多など
  • 例:エチニルエストラジオール+レボノルゲストレル/ドロスピレノン など(製剤により異なる)

2️⃣ OC(避妊目的:自費が多い)

  • 目的:避妊(+月経周期の調整、月経痛軽減などの副次的効果)
  • 例:各種配合剤(世代・プロゲスチン種類で特徴が異なる)
※ 製剤ごとの細かな違い(1相性/3相性、プロゲスチンの種類、休薬日数の設定など)は、必要に応じて別途追記。
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④ 主な副作用・重要な安全性

重要(必ず押さえる)

  • 血栓症(VTE/PE/脳梗塞など):最重要。突然の息切れ・胸痛・片脚の腫脹/疼痛・麻痺/構音障害などは緊急対応
  • 不正出血(開始〜数か月は起こりやすい)
  • 悪心、乳房緊満感、頭痛
  • むくみ、体重変化(個人差)
  • 気分変動(抑うつ、イライラ等)
  • 高血圧(まれに悪化)
  • 肝機能異常(まれ)
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⑤ 禁忌・注意(代表)

禁忌/原則避ける(要確認)

  • 血栓症の既往、血栓性素因が強い
  • 35歳以上で喫煙(血栓リスク↑)
  • 重度高血圧、重度脂質異常、糖尿病で血管障害あり など
  • 前兆を伴う片頭痛(脳血管イベントリスク↑)
  • 重篤な肝障害、肝腫瘍
  • 乳癌などホルモン依存性腫瘍が疑われる/既往
  • 妊娠中(または妊娠の可能性が高い)

併用注意(代表)

  • CYP誘導薬(例:一部抗てんかん薬、リファンピシン等)で効果低下の可能性
  • セントジョーンズワート(健康食品)でも効果低下の可能性
  • 併用薬は個別に確認(処方・市販・サプリ含む)
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⑥ 服薬指導(ポイント)

  • 毎日同じ時間帯に内服(飲み忘れ対応は製剤・タイミングで異なるため、手順を事前共有)
  • 開始直後の不正出血は一定期間起こりうるが、持続/大量の場合は受診
  • 血栓症の警戒症状を具体例で説明(息切れ・胸痛・片脚腫脹・激しい頭痛・麻痺など)
  • 喫煙はリスクを上げるため禁煙指導
  • 下痢・嘔吐時は吸収低下の可能性 → 追加避妊の要否を確認
  • 他院受診・手術予定がある場合は必ず申告(血栓リスクの観点)
  • OC/LEPは性感染症(STI)予防にはならない → コンドーム併用等の説明
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⑦ 看護・観察ポイント

  • 血栓症サインの早期発見(呼吸困難、胸痛、片脚腫脹・疼痛、視覚異常、麻痺、激しい頭痛など)
  • 血圧、頭痛(片頭痛の変化/前兆の有無)
  • 不正出血の程度・継続期間(貧血兆候も含めて)
  • 悪心、食欲・体重、浮腫
  • 気分変動、睡眠、日常生活への影響(継続可否の相談につなげる)
  • 内服アドヒアランス(飲み忘れ頻度、生活リズムとの適合)

メモ(追記候補)

  • 「エストロゲン量」「プロゲスチン種類」「休薬/プラセボ日数」などで血栓リスク・副作用の出方・ニキビ/むくみ等の特徴が変わるため、必要に応じて製剤別の比較表を追加。