ケレンディア錠10mg/ケレンディア錠20mg

ケレンディア錠10mg/ケレンディア錠20mg

フィネレノン
非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬

調剤

生物学的同等性
規格間で生物学的同等性が示されていない
20mg/40mg投与時に10mg錠を代用しない(10mg×2で20mg等)
 

処方鑑査

① 適応
CKDと慢性心不全では用量設定・Kによる調節方法が異なる
○ 2型糖尿病を合併する慢性腎臓病
ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。
○ 慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
② 開始用量
CKDと慢性心不全では用量が異なる
CKDCHF
eGFR ≧ 60mL/min/1.73m220mg20mg →(4w)→40mg
eGFR < 60mL/min/1.73m210mg →(4w)→20mg
eGFR < 60mL/min/1.73m2, eGFR ≧25mL/min/1.73m210mg →(4w)→20mg
 
③ 血清カリウム値
血清カリウム値は、投与可否・減量規定、かつ、疾患によって異なる
血清カリウム値CKD
4.8以下20mg1日1回:維持 10mg1日1回:増量
4.8超5.5以下維持
5.5 mEq/L 超開始しない・中止
血清カリウム値CHF eGFR ≧ 60CHF eGFR 25 以上、60未満
5.0未満以下40mg1日1回:維持 20mg1日1回:増量 10mg1日1回:増量 20mg1日1回:維持 10mg1日1回:増量
5.0以上5.5未満維持維持
5.5以上6.0未満40mg1日1回:減量 20mg1日1回:減量 10mg1日1回:中止 20mg1日1回:減量 10mg1日1回:中止
6.0以上中止中止
 
④ 相互作用
🚫 CYP3A強阻害薬:併用禁忌
強いCYP3A阻害薬:併用禁忌
イトラコナゾール(イトリゾール)
ポサコナゾール(ノクサフィル)
ボリコナゾール(ブイフェンド)
リトナビル含有製剤(ノービア、カレトラ、パキロビッド)
ダルナビル(プリジスタ)
ホスアンプレナビル(レクシヴァ)
コビシスタット含有製剤(ゲンボイヤ、シムツーザ、プレジコビックス)
クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)
エンシトレルビル(ゾコーバ)
ロナファルニブ(ゾキンヴィ)
セリチニブ(ジカディア)
中程度のCYP3A阻害剤:併用注意
弱いCYP3A阻害剤:併用注意
強い・中程度のCYP3A誘導剤:併用注意
 

フォロー

服薬指導
  • 飲み方:基本は1日1回。処方どおりに継続。
  • 検査が大事:この薬は血液検査(カリウム・腎機能)で安全に使う薬。受診・採血を自己判断で中断しない。
  • 高カリウム血症が疑われる症状(例:脱力感、しびれ、動悸など)があれば早めに相談。
  • 自己判断のサプリ・減塩塩:カリウムが増えることがあるので、使用している場合は申し出てもらう。
  • 併用薬の追加:抗菌薬など新しい薬が出たときは「ケレンディア内服中」と伝えてもらう(相互作用確認のため)。
モニタリング
  • 開始/再開/用量調節後(目安4週)に血清K・eGFRを確認し、その後も定期的に確認されているかチェック
  • 高K血症リスクが高い患者(腎機能低下、併用薬あり等)では、より早いタイミングで追加採血が検討されることがある
生活機能への影響
生活機能観察する変化ケレンディアで考えること
食事食欲低下、摂取量低下脱水・腎機能変化につながらないか
排泄尿量減少、下痢・嘔吐体液量低下、腎機能悪化に注意
睡眠倦怠感や体調不良で眠れない高Kや全身状態悪化の背景確認
運動・活動脱力、歩きにくさ、活動量低下高K血症の症状として重要
認知・意識ぼんやり、反応低下電解質異常や全身状態変化を疑う
呼吸・循環動悸、脈の乱れ、息苦しさ高K血症による不整脈を考える
転倒ふらつき、足に力が入らない脱力・血圧低下・脱水を確認
脱力・活動低下
→ 高K血症の可能性
動悸・脈の乱れ
→ 高K血症による伝導障害・不整脈の可能性
食事低下・下痢・嘔吐・尿量変化
→ 脱水や腎機能変化を介してK上昇リスクが変わる可能性

参考(公式)

  • PMDA:ケレンディア錠(フィネレノン)添付文書等
    • https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/2190044
  • PMDA(info):電子添文(本文)
    • https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2190044F1020_1_07/
  • DSU(添付文書改訂の周辺情報)
    • https://dsu-system.jp/dsu/web/viewer.html?file=/dsu/342/342.pdf
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免責事項
本ページは情報提供(調剤時の確認ポイントのメモ)を目的としています。実際の対応は最新の処方箋・医師の指示および最新の添付文書で確認してください。