朝の薬を飲み忘れていた夕方に気づいたらどうする?

1枚目|相談

朝の薬を飲み忘れていた

夕方に気づいたらどうする?

介護職から、
「朝の薬が残っていました。
今から飲んでもらっていいですか?」
と相談があった。

2枚目|まず最初に考えること

2回分をまとめて飲むのはNG

薬剤師がまず確認するのは、
「次の薬と一緒に2回分にならないか?」
という点。
飲み忘れたからといって、
2回分をまとめて服用するのは避ける。
ただし、

「では全部飛ばす」

とも限らない。

3枚目|薬剤師は何を確認する?

① どの薬を忘れた?

まず薬の種類を見る。
同じ「朝食後」でも、
  • 血圧の薬
  • 糖尿病の薬
  • 抗凝固薬
  • 抗てんかん薬
  • パーキンソン病治療薬
などでは、飲み忘れ時の考え方が異なる。

薬ごとの性質を確認する

4枚目|② 時間を見る

何時に飲む予定だった?

何時に気づいた?

薬剤師は、
予定していた服用時間
と
気づいた時間
の間隔を見る。
さらに、
次の服用まで何時間あるか
も確認する。

「今飲む」か「今回は飛ばす」かは

この時間関係でも変わる

5枚目|③ その人の状態を見る

薬だけでは決めない。
薬剤師は、
  • 食事は取れている?
  • 血圧は?
  • 血糖値は?
  • ふらつきは?
  • 発熱や嘔吐は?
  • いつもと体調は違う?
なども確認する。

「薬」+「その人の状態」

で考える

6枚目|④ 次の服用への影響を見る

今飲むと

次の薬と近すぎない?

ここも重要。
今から飲むことで、
次回服用までの間隔が短くなりすぎないか
を見る。
つまり薬剤師は、
飲み忘れた1回だけでなく、次の服用まで含めて考えている。

7枚目|⑤ 飲み忘れを繰り返さない工夫

今回の対応だけで終わらせない

飲み忘れが続くなら、
なぜ忘れた?
も考える。
たとえば、
  • 薬が多い
  • 服用回数が多い
  • 食事の時間が不規則
  • 一包化していない
  • 薬が見えにくい
  • 認知機能の低下
  • 介助のタイミングと合っていない
など。

8枚目|薬剤師ができる工夫

状況によって、
一包化
服薬カレンダー
お薬ボックス
服用回数を減らせないか医師に相談
朝・昼・夕の管理方法を見直す
などを考える。

「飲み忘れた後」だけでなく

「飲み忘れにくくする」まで考える

9枚目|薬剤師の頭の中

相談を受けたときは、
① 2回分にならないか
↓
② どの薬か
↓
③ 何時に飲む予定だったか
↓
④ 次の服用まで何時間あるか
↓
⑤ 本人の体調はどうか
↓
⑥ 次回からどう防ぐか
と整理している。

「今飲むか?」だけを

見ているわけではない

10枚目|Take Home

飲み忘れに気づいたら

薬剤師に伝えてほしいこと

どの薬?
いつ飲む予定だった?
何時に気づいた?
次の薬は何時?
本人の体調は?
この情報があると、

薬剤師は

今回どうするか
だけでなく、
次に飲み忘れないための工夫
まで考えやすくなる。
 
「朝の薬が残っていました。夕方だけど、今から飲んでもいいですか?」
介護現場では、こんな相談がよくあります。
大切なのは、
飲み忘れたからといって、2回分をまとめて飲まないこと。
でも、
「では全部飛ばせばいい」
とも限りません。
飲み忘れ時の対応は、
・どの薬か
・何時に飲む予定だったか
・何時に気づいたか
・次の服用まで何時間あるか
・本人の体調
によって変わります。
薬剤師は、今回どうするかだけでなく、
次に飲み忘れないための工夫まで考えます。
一包化、服薬カレンダー、お薬ボックス、服用回数の見直しなど、その人の生活に合った方法を一緒に検討できます。
「今から飲んでいい?」
「飲み忘れが多くて困っている」
「薬の管理方法を見直したい」
そんなときも、薬剤師にご相談ください。
お薬に関するお困りごとは、こはく堂薬局まで。
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