神経|薬の作用点(受容体・チャネル・トランスポーター・酵素)

ゴール

  • 薬の“作用点”を4〜5パターンに分類して説明できる
  • 以後の各疾患ページで「この薬はどこをいじっている?」が即答できる

作用点の分類(まずこれだけ)

  1. 受容体(刺激する/遮断する)
  1. イオンチャネル(開閉・不活性化・透過性を変える)
  1. トランスポーター(再取り込みを止める等)
  1. 酵素(合成/分解を止める)
  1. 放出機構(小胞融合・Ca²⁺依存など)

1) 受容体

  • 作動薬:受容体を“押す”
  • 拮抗薬:受容体を“塞ぐ”
  • 部分作動薬:押すが最大までいかない(安定化の発想)

例(覚え方)

  • ムスカリン遮断 → 抗コリン作用
  • D2遮断 → 抗精神病作用と副作用(錐体外路など)

2) イオンチャネル

  • Na⁺チャネル:興奮・伝導(局所麻酔、抗てんかん等の理解に)
  • Ca²⁺チャネル:放出・興奮性(神経終末にも重要)
  • Cl⁻チャネル:抑制(GABA_A)

3) トランスポーター(再取り込み)

  • “シナプス間隙から回収”を止めると効果が増える
  • 例:SERT/NET/DAT(抗うつ、ADHDなどの理解に)

4) 酵素(分解/合成)

  • 分解を止める:AChE、MAO、COMT など
  • 合成を止める:状況により(概念として)

5) 放出機構(上流をいじる)

  • Ca²⁺流入や小胞融合の段階
  • “放出量が減る/増える”は影響が大きい

まとめ(1枚で)

  • 電気:チャネル
  • 化学:受容体・トランスポーター・酵素
  • 放出:最上流(Ca²⁺/小胞)

学習チェック

  • 受容体・チャネル・トランスポーター・酵素のうち、説明が曖昧なものはどれ?(次ページで補強する)