「この錠剤、半分に割っていい?」

「この錠剤、半分に割っていい?」

― 割線があっても、自己判断しない ―

1枚目

この錠剤、半分に割っていい?

「大きくて飲みにくそう」
「線が入っているから半分にしていい?」

2枚目

割線がある=半割OK

ではありません

割線があっても、
  • 半量投与に使えるもの
  • 飲みやすくする目的では分割できても、0.5錠投与には使えないもの
  • 分割自体が適さないもの
がある。

3枚目

薬剤師はまず

薬の名前と製剤の特徴を確認

徐放性
腸溶性
特殊なコーティング
特殊な構造
などがないかを見る。

4枚目

名前だけでも判断できない

ワントラム錠100mgはその代表例。
販売名に「徐放錠」とないが徐放性製剤で、分割・粉砕・かみ砕き不可。独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

「徐放錠と書いていないから大丈夫」

ではない。

5枚目

CR・SR・LAなどがあれば

判断できる?

これも一律にはできない。
PMDAは、こうした略号の意味は製品ごとに異なるため、販売名だけで粉砕・分割可否を判断しないよう注意している。独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

6枚目

何のために割る?

半量を投与したい?
それとも、
大きくて飲みにくいから小さくしたい?
同じ「割る」でも目的が違う。

7枚目

「割れる」と

「0.5錠として使える」は別

実際に、割線があっても、
服用しやすくする目的では分割可
でも、
半量投与には使わない
ここは今回の重要ポイントになる。

8枚目

なぜ分割できないことがある?

  • 徐放性が崩れる
  • 腸溶性が失われる
  • 半分にしても薬量が均等とは限らない
  • 分割後の安定性が変わる
  • 特殊なコーティングが壊れる

9枚目

薬剤師に相談すると

単に「割れる/割れない」ではなく、
  • 小さい規格はある?
  • 別の剤形はある?
  • 粉薬や液剤にできる?
  • 服用方法を変えられる?
  • 医師への処方変更相談が必要?
まで考えられる。

10枚目

Take Home

覚えておきたい3つ。
① 割線がある=半割OKではない
② 「徐放錠」と書いていない=分割OKでもない
③ 「割れる」と「0.5錠として使える」は別

名前や見た目だけで判断せず

薬ごとに確認する

お薬に関するお困りごとは、こはく堂薬局まで。
「線が入っているから、半分にしていいよね?」
実は、割線がある=0.5錠として使ってよい、ではありません。
薬によっては、
・徐放性が崩れる
・腸溶性が失われる
・半分にしても薬の量が均等にならない
・分割後の安定性が変わる
・特殊なコーティングや構造が壊れる
などの理由で、分割に注意が必要です。
さらに、名前に「徐放錠」と書いていなくても、分割できない薬があります。
そして大切なのは、
「なぜ半分にしたいのか?」
・0.5錠として用量を調整したい
・大きくて飲みにくいので小さくしたい
同じ「半分にする」でも、目的によって考え方が変わります。
「割れる」と「0.5錠として使える」は別の話。
名前や見た目だけで判断せず、薬ごとに確認しましょう。
「この薬、半分にしていい?」
「大きくて飲みにくそう」
「0.5錠として使って大丈夫?」
そんなときも、薬剤師にご相談ください。
お薬に関するお困りごとは、こはく堂薬局まで。
詳しい情報は、プロフィールのリンクからご覧いただけます。
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