看護薬理学
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看護薬理学(学生用教材)
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15 事前学習(ライフステージと薬:弱点確認+準備)
15 事前学習(ライフステージと薬:弱点確認+準備)
2026/9/2
14:55
2026/9/2
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第15回は「総合回」です。新しい薬を増やすのではなく、同じ薬でも
妊娠・小児・高齢者
でリスクと観察点が変わることを症例で考えます。
事前学習(15〜20分)は
既習の弱点確認+当日の準備
です。
到達目標(事前学習)
妊娠中の薬物使用を「使った/使わなかった」だけで評価できない理由を説明できる
小児用量で体重と製剤濃度の確認が必要な理由を説明できる
高齢者で薬物有害事象が起こりやすい理由を説明できる
ポリファーマシーが単なる薬剤数の問題ではないことを説明できる
酵素補充療法・遺伝子治療・再生医療の基本的な違いを説明できる
1) 妊娠・授乳:大原則(リスクとベネフィット)
妊娠週数
薬剤(種類・用量・期間)
母体疾患を治療しない危険
代替治療の有無
「妊娠中だから薬はすべて中止」は誤り。自己判断で中断せず、相談して判断する。
2) 小児:計算ミスが事故になる(確認7項目)
mg/kg/
回
か mg/kg/
日
か
1日最大量
成人最大量を超えないか
製剤濃度(mg/mL など)
最新の体重か
家族が正しく計量できるか(器具)
同成分の市販薬を使っていないか
3) 高齢者:有害事象が増える理由(ざっくり)
腎機能低下(腎排泄薬の蓄積)
筋肉量低下(Crが正常でも腎機能低下を見逃す)
恒常性維持機能低下(起立性低血圧、低血糖、電解質異常)
認知・視覚・手指機能低下(飲み間違い、手技ミス)
4) ポリファーマシー:薬剤数だけで決めない
問題になりやすいのは、
適応が不明
効果が確認できない
重複処方、相互作用
処方カスケード
服薬困難
有害事象(転倒・せん妄・低血糖・出血など)
がある場合。
5) 先端治療:3分類(概念)
治療
基本概念
観察の視点
酵素補充療法
不足する酵素を外から補う
投与時反応、アナフィラキシー、継続
遺伝子治療
遺伝子を導入/修復して機能を変える
遅発性有害事象、長期追跡
再生医療
細胞・組織で機能を修復する
感染、免疫反応、腫瘍化、長期観察
事前確認問題(5問)
妊娠が判明した患者が服薬を自己中断してはいけないのはなぜか。
「30 mg/kg/日、1日3回」と「30 mg/kg/回」の違いを説明せよ。
高齢者では血清クレアチニンが正常でも腎機能が低下していることがあるのはなぜか。
ポリファーマシーを薬剤数だけで判断できない理由を述べよ。
酵素補充療法と遺伝子治療の違いを述べよ。