トロミ剤と服薬支援
こんにちは、こはく堂薬局です。
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トロミ剤と服薬支援
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トロミ剤は、介護施設などで広く使われています。
飲料にトロミ剤を溶かすと、トロっとした正常から、マヨネーズ状まで、トロミ剤の量を変えることで調節することができます。

口から食べ物を食べる時、気管と食道の分岐のところで仕分けが行われているので、食物が気管に入らずに、食道を通って、胃へと運ばれます。
この仕分けがうまく反射できないことが、誤嚥の一因になっています。
その場合、トロミ剤を使うことで、粘性を高めると、ゆっくりと運ばれるため、気管と食道の仕分けが間に合うようになるので、誤嚥防止になります。
お薬を飲む時にも、とろみ水を使った介助が広く行われています。

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トロミ水を使う服薬支援の流れ
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①トロミ水を準備する
飲料にトロミ剤を入れて、混ぜ、放置する(早いもので2分)と、とろみがつきます
②薬をいれる
トロミ水の容器に薬を入れ、スプーンですくいます
(スプーンでトロミ水をすくったところに、薬を入れてもOK)
③服薬介助
スプーンを口に入れ、服薬介助します
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トロミ剤は、誤嚥防止のために、とても良い方法なのですが、服薬に関して、注意点もあります。

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薬の効果が弱まる場合がある
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トロミ剤を使うことで、薬が溶けにくくなる場合があります。
実際に、便の中に薬がでたことが報告されていたり、
薬の溶け方を調べる基礎研究で、溶ける時間が遅くなることが報告されています。
薬は、胃や腸の中で、細かく砕かれ、溶けた(または懸濁状態)後に、体内に吸収されて、効果を発揮します。
つまり、溶けにくい=薬の効果が弱まる
と言えます。
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今回は、トロミ剤の面から気をつけたいトコロを説明します。

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①トロミ剤の種類:
キサンタンガム系のトロミ剤
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トロミ剤には いくつか種類があり、キサンタンガム系は影響は少ないと言われています。
ただ、現在、トロミ剤として使われているもののほとんどは、「キサンタンガム系」です。
見分け方のポイントとしては、成分を見ると、「増粘多糖類」などと書いていると思います。

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②浸漬時間:
服薬直前にトロミ水につける
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浸漬時間を、できるだけ短時間(1分以内)にすると、影響は少ないです。
ここも、普段の服薬介助の流れから、やりやすさなど事情があると思いますが、
長い間つけているとコーティングがはがれたり、薬効が変化する可能性が高まりますので、ご配慮くださいますよう、お願いします。

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③トロミの濃度:
必要最小限
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トロミの濃度が濃いほど、影響をきたす可能紙が高まります。
基礎研究は、トロミ剤1~3%で検討されており、いわゆ“軽度のトロミ”の影響を調べています。そこで、1% であれば、影響は軽度と報告されています。
中間〜濃いトロミが必要な方では、そもそも、錠剤など固形の製剤は適していない場合もあります。
そのため、トロミ水を使う支援ではなく、口腔崩壊錠や散剤への変更や、簡易懸濁トロミ法が必要になると思われます。
その場合には、それぞれに応じて、ご説明させてください。

トロミ剤での服薬支援について、薬にどのような影響があるのか、近年少しずつわかってきました。
トロミ剤が必要な、服薬にも苦慮されている方が、
薬効の減弱なく服薬できますよう、お手伝いさせてください。
ごく一部の薬ですが、トロミ水で服薬すべきではない薬もあります。
次回はその説明をします。
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