08 臨床判断(内分泌の基本:ホルモン軸から薬を理解する)
70〜85分|症例:ステロイド薬の急な中止
症例
68歳女性。自己免疫疾患でプレドニゾロン20mg/日を約2か月服用。 自己判断で中止。 数日後から強い倦怠感、食欲不振、悪心。 血圧88/54、血清Na 128、血糖62。
問1 何が起きている可能性?
- 外因性ステロイドによるHPA軸抑制を背景とした副腎皮質機能低下(副腎クリーゼ疑い)
問2 急に中止すると危険な理由(流れ)
- 外因性ステロイド → CRH/ACTH↓ → 内因性コルチゾール↓ → 急中止で不足が表面化
問3 何を確認する?
- 種類、用量、期間、最終服用時刻、自己中止/飲み忘れ
- 血圧、脈拍、意識、血糖、Na/K
- 嘔吐・下痢、発熱・感染、手術/外傷などストレス
問4 看護師として重要な対応
- 急変として速やかに報告
- 循環・意識・血糖を継続評価
- 自己判断で中止しない指導/ストレス時の増量など確認