富田 隆, 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 (2019)
介護保険施設における嚥下補助食品の使用実態
対象:WAMNET に登録された介護保険施設
結果概要:
食物や飲料の摂取時におけるトロミ剤の使用実態
- 食物や飲料の摂取時にトロミ剤を使用していた:90.4%
 
- トロミ剤を使用していなかった:4.8%
 
- 未回答:4.8%
 
服薬時におけるトロミ剤溶解液および服薬ゼリー製品の使用実態
- 服薬時にトロミ剤を使用していた:66.7%
 
- トロミ剤溶解液・服薬ゼリー製品を使用していた:16.7%
 
- トロミ剤溶解液・服薬ゼリー製品を使用していなかった:11.8%
 
- 服薬ゼリー製品のみを使用していた:2.4%
 
服薬時のトロミ剤溶解液の使用状況
- トロミ成分の種類:施設ごとにさまざま
 - ほとんどは、キサンタンガム系
 
- トロミ剤溶解液の調整方法
 - 溶解する液
 - 水、白湯、緑茶、ほうじ茶
 - トロミ剤溶解液の濃度
 - 入居者ごとに異なる
 - 施設内で統一
 - 浸漬時間
 - すぐ〜30分、施設ごとに様々
 - トロミ剤溶解液の摂取量
 - スプーン1〜2杯から100mL程度、様々
 
服薬時の服薬ゼリーの使用状況
- 浸漬時間
 - ほとんどが、「すぐ」
 
- 摂取量
 - スプーン2〜3杯
 - 最高:6杯程度