エダラボン

成分名:エダラボン

商品名:ラジカット注30mg/ラジカット点滴静注バッグ30mg等

剤形:注射剤(点滴静注)

成分名:エダラボン

注射剤

  • ラジカット注30mg、ラジカット点滴静注バッグ30mg等
    • 点滴静注
    • 脳梗塞急性期:通常、1回30mgを30分かけて1日朝夕2回。発症後24時間以内に開始し、投与期間は14日以内
    • ALS:通常、1回60mgを60分かけて1日1回。投与期と休薬期を組み合わせて使用

使用時の注意

⚠️ 特徴
  • フリーラジカルを消去し、細胞膜脂質の過酸化を抑制する脳保護薬。
  • 脳梗塞急性期では、脳血管内皮細胞・神経細胞の酸化的傷害を抑制し、脳浮腫や脳梗塞の進展を抑える。
  • ALSでは、酸化ストレスによる神経細胞傷害を抑制し、機能障害の進行抑制を目的に使用する。
  • 主として腎臓から排泄されるため、投与前後の腎機能確認が重要。

🚫 注意すべき状況
  • 禁忌:重篤な腎機能障害、本剤の成分に対する過敏症の既往歴。
  • 腎機能障害のある患者では、急性腎障害や腎機能悪化に注意する。
  • 肝機能障害のある患者では、肝機能が悪化するおそれがある。
  • 高度な意識障害のある脳梗塞患者では、リスクとベネフィットを十分に考慮する。
  • 腎排泄型抗菌薬(セファゾリン、セフォチアム、ピペラシリン等)との併用では、腎機能障害の増悪に注意する。

💊 薬理作用
  • ヒドロキシルラジカルなどのフリーラジカルを消去する。
  • 細胞膜脂質の過酸化を抑制し、脳血管内皮細胞・神経細胞の酸化的傷害を抑える。
  • 脳梗塞急性期では、脳浮腫・脳梗塞の進展や遅発性神経細胞死を抑制する。

📦 保管
  • 室温保存。
  • 製品ごとの包装・遮光条件を確認し、使用時まで開封しない。
  • 希釈液や混合可能な薬剤は製品添付文書に従う。原則として生理食塩液で希釈する。
🩺

看護師向け:観察事項

❤️ 投与後の観察事項
  • 脳梗塞では意識レベル、麻痺、構音・嚥下、視野、日常生活動作など神経症候の変化。
  • 腎機能低下の徴候:尿量減少、浮腫、倦怠感、BUN・クレアチニン上昇。
  • 肝障害の徴候:強い倦怠感、食欲不振、黄疸、AST・ALT・LDH・ビリルビン上昇。
  • 血液障害・DICの徴候:出血、紫斑、発熱、血小板減少など。
  • 急性肺障害・アナフィラキシーの徴候:発熱、咳嗽、呼吸困難、発疹、血圧低下。

💉 投与時の確認
  • 適応(脳梗塞急性期またはALS)、投与量、投与時間、投与クールを確認する。
  • 脳梗塞では発症時刻と投与開始時期を確認する。
  • 投与前・投与中にBUN、クレアチニン、AST、ALT、LDH、CK、赤血球、血小板などを確認する。
  • 点滴静注中は注射部位の発赤・腫脹・疼痛、滴下状態、呼吸状態を観察する。

⚠️ 副作用の観察
  • 急性腎障害・ネフローゼ症候群:乏尿、浮腫、腎機能検査値の悪化。
  • 重篤な肝障害:黄疸、著しいAST・ALT・LDH・ビリルビン上昇。
  • 血液障害・DIC:血小板減少、顆粒球減少、出血傾向、発熱。
  • 急性肺障害:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部画像異常。
  • 横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中・尿中ミオグロビン上昇。
  • ショック・アナフィラキシー:蕁麻疹、血圧低下、呼吸困難。