中枢性交感神経抑制薬
中枢性交感神経抑制薬は、中枢(延髄など)で交感神経活動を抑制して末梢血管抵抗や心拍出量を下げ、血圧を低下させる薬。第一選択というより、他剤で十分に下がらない場合の追加や、妊娠高血圧でのメチルドパなど特定の状況で用いられる。
- α2受容体刺激(中枢) → 交感神経出力↓ → 末梢血管抵抗↓/心拍数↓
- イミダゾリン受容体(I1) 作用をもつ薬もあり、中枢性に交感神経抑制を示す
| 薬剤 | 主な位置づけ | 特徴 | 注意点(例) |
|---|---|---|---|
| メチルドパ | 妊娠高血圧などで選択肢 | 中枢性に交感神経抑制 | 眠気、肝機能障害、溶血性貧血(まれ) |
| クロニジン | 追加薬/特殊状況 | α2刺激、離脱でリバウンド高血圧 | 中止は漸減、口渇、便秘、徐脈 |
| (参考)モキソニジン 等 | 国/施設により | I1受容体作用の話題 | 眠気、口渇など |
- 血圧・脈拍の定期モニタリング(過降圧、徐脈)
- 眠気/鎮静、ふらつき:転倒リスク評価
- 口渇、便秘:ケア/指導
- 中止・飲み忘れ(クロニジン等):リバウンド高血圧のリスク → 自己判断中止を避け、漸減
- 妊娠関連で使用時:母体症状に加え、周産期チームの方針に準拠