13 事前学習(疼痛評価と細胞周期)

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  • 事前学習(15〜20分)の要点整理です。
  • この回のメッセージ:薬を投与したかではなく、患者の苦痛有害事象がどう変化したかをみる。

到達目標(事前学習)

  1. 疼痛の強さ・性質・部位を評価できる
  1. 侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛を区別できる
  1. 持続痛と突出痛を区別できる
  1. 細胞周期の大まかな流れを説明できる
  1. 抗がん薬が正常細胞にも影響する理由を説明できる

疼痛評価:まずPQRST(型)

  • P(Provocation/Palliation):誘因・増悪/軽減因子
  • Q(Quality):性質(ズキズキ、締め付け、しびれ、電撃痛など)
  • R(Region/Radiation):部位・放散
  • S(Severity):強さ(NRSなど)
  • T(Time):いつから、持続/間欠、経時変化

疼痛評価尺度(例)

  • NRS(0〜10)
  • VAS
  • フェイススケール
強さだけでなく、動作睡眠生活への影響もセットで評価する。

痛みの種類(ざっくり3つ)

侵害受容性疼痛

  • 体性痛(骨・筋など)
  • 内臓痛(内臓由来)

神経障害性疼痛

  • しびれ、灼熱痛、電撃痛 など

混合性疼痛

  • 複数の機序が重なる

持続痛と突出痛

  • 持続痛:1日を通して続く痛み
  • 突出痛:一時的に急激に増悪する痛み
突出痛があるときは「普段の痛み(持続痛)」と「増悪時(突出痛)」を分けて考える。

細胞周期(超要点)

何が起きる?(イメージ)
G₁期分裂の準備
S期DNAを複製
G₂期分裂の最終準備
M期分裂(有糸分裂)

抗がん薬が正常細胞にも影響する理由

抗がん薬は「増殖しやすい細胞」を標的にするため、がん細胞だけでなく、次の正常細胞にも影響しやすい。
  • 骨髄(血球をつくる)
  • 消化管(粘膜)
  • 毛包
  • 生殖細胞
→ その結果、骨髄抑制(好中球/赤血球/血小板低下)などが起こり得る。

予告:対面授業で扱う“危険サイン”

  • 発熱性好中球減少症(発熱+好中球減少):感染が重症化しうる
  • 血管外漏出:投与部位の腫れ・痛み・発赤は要注意
  • オピオイド開始後:鎮痛効果だけでなく、呼吸・意識・便通をみる

確認ミニテスト(5問)

  1. PQRSTのうち「痛みの性質」を表すのはどれ?
  1. 神経障害性疼痛の例を1つ。
  1. 持続痛と突出痛の違いを1文で。
  1. 細胞周期のS期で起きることは?
  1. 抗がん薬が影響しやすい正常細胞を1つ。