神経|主な神経伝達物質

ゴール

  • 主要な伝達物質を「役割」「代表的受容体」「関連薬」でざっくり結びつける

1) アセチルコリン(ACh)

  • 代表:
    • 神経筋接合部(骨格筋)
    • 副交感神経の節後
    • 交感神経の節前
  • 受容体:
    • ニコチン性(イオンチャネル型)
    • ムスカリン性(GPCR)
  • 関連薬(例):AChE阻害薬、抗コリン薬

2) ノルアドレナリン(NA)

  • 代表:交感神経節後(多く)、覚醒・注意
  • 受容体:α1/α2/β1/β2/β3(GPCR)
  • 関連薬(例):α遮断、β遮断、SNRIs など

3) ドパミン(DA)

  • 代表:運動、報酬、精神症状
  • 受容体:D1系/D2系(GPCR)
  • 関連薬(例):抗精神病薬(D2遮断)、パーキンソン病治療薬

4) セロトニン(5-HT)

  • 代表:気分、不安、睡眠、疼痛調節、消化管
  • 受容体:多数(5-HT3はイオンチャネル型、それ以外は主にGPCR)
  • 関連薬(例):SSRIs、トリプタン(片頭痛)

5) GABA(抑制性の代表)

  • 役割:中枢の抑制、鎮静・抗不安・抗けいれん
  • 受容体:
    • GABA_A(Cl⁻:イオンチャネル型)
    • GABA_B(GPCR)
  • 関連薬(例):ベンゾジアゼピン系、バルビツール酸系

6) グルタミン酸(興奮性の代表)

  • 役割:学習・記憶、興奮毒性
  • 受容体:NMDA/AMPA/カイニン酸(イオンチャネル型)など
  • 関連薬(例):NMDA関連薬(概念として重要)

7) その他(必要に応じて)

  • ヒスタミン:覚醒、アレルギー(H1遮断で眠気)
  • オピオイドペプチド:鎮痛
  • 物質P、エンドカンナビノイド など

学習チェック

  • 5-HT3が“例外的にイオンチャネル型”なのは覚えられる?
  • GABA_AはCl⁻で何が起こる?(膜電位の方向で説明)