HPVワクチンを接種するかどうか判断するのに、HPV検査をうける必要はありますか?

HPV検査を受ける必要はありません。HPV検査が陰性だった場合、高リスクHPVに感染していない状態であるか、感染しているがウイルス増殖を抑えている(潜伏)状態であるのか区別できません。しかし、性交渉(セックス)の経験がある女性のほとんどはHPVに感染したことがあると言われています。性交渉の経験のある女性では年齢が高くなるほど、HPV検査が陰性であっても実は潜伏感染していると言われています。中でもHPV16型や18型に感染したことがある女性では、ウイルスが体内に潜伏している可能性があるため、HPVワクチンの効果は期待できません。一方、HPV検査が陽性であっても、感染したHPVが16型、18型以外であれば、感染していない女性と同じようにワクチンの効果が期待できます。
HPVワクチン接種を受けるためにHPV検査をするという方法は一般的ではありませんし、世界的にも推奨されていません。逆に、HPV検査の結果や性交渉の経験の有無にかかわらず、26歳までの女性はHPVワクチン接種を受けたほうが、明らかに前がん病変の発生が減少することが証明されています。検査よりも年齢が1つの目安と言えます。