セミプリマブ(遺伝子組換え)
- 〈再発高リスクの有棘細胞癌における術後補助療法〉
- * 5.7 臨床試験に組み入れられた患者の再発高リスクの定義等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.6 参照]
- * 5.8 術後放射線治療歴のある患者を対象とすること。
* 6. 用法及び用量
- 〈がん化学療法後に増悪した進行又は再発の子宮頸癌、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、根治切除不能な進行・再発の有棘細胞癌〉
通常、成人には、セミプリマブ(遺伝子組換え)として、1回350mgを3週間間隔で30分間かけて点滴静注する。
- 〈再発高リスクの有棘細胞癌における術後補助療法〉
通常、成人には、セミプリマブ(遺伝子組換え)として、1回350mgを3週間間隔で16回まで、30分間かけて点滴静注する。または、セミプリマブ(遺伝子組換え)として、1回350mgを3週間間隔で4回、30分間かけて点滴静注し、その後、1回700mgを6週間間隔で6回まで、30分間かけて点滴静注する。
* 7. 用法及び用量に関連する注意
- 〈がん化学療法後に増悪した進行又は再発の子宮頸癌、根治切除不能な進行・再発の有棘細胞癌、再発高リスクの有棘細胞癌における術後補助療法〉
- 7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
- 〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉
- 7.2 本剤を他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合、併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し選択すること。[17.1.2 参照][17.1.4 参照]
- 〈効能共通〉
- 7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、下表を参考に、本剤の休薬等を考慮すること。
| 副作用 | 程度注) | 処置 |
| 間質性肺疾患 | Grade 2の場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| Grade 3以上又は再発性のGrade 2の場合 | 本剤を中止する。 | |
| 大腸炎・下痢 | Grade 2又は3の場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| Grade 4又は再発性のGrade 3の場合 | 本剤を中止する。 | |
| 肝機能障害 | ・AST又はALTが基準値上限の3~5倍まで増加した場合 ・総ビリルビンが基準値上限の1.5~3倍まで増加した場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| ・AST又はALTが基準値上限の5倍超まで増加した場合 ・総ビリルビンが基準値上限の3倍超まで増加した場合 | 本剤を中止する。 | |
| 甲状腺機能低下症 甲状腺機能亢進症 甲状腺炎 | Grade 3以上の場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| 副腎機能不全 | Grade 2以上の場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| 下垂体炎 | Grade 2以上の場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| 1型糖尿病 | Grade 3以上の場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| 皮膚障害 | ・1週間以上続くGrade 2の場合 ・Grade 3の場合 ・Stevens-Johnson症候群(SJS)又は中毒性表皮壊死融解症(TEN)が疑われる場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| ・Grade 4の場合 ・SJS又はTENが確認された場合 | 本剤を中止する。 | |
| 腎機能障害 | 血清クレアチニンが基準値上限又はベースラインの1.5~3倍まで増加した場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
| 血清クレアチニンが基準値上限又はベースラインの3倍超まで増加した場合 | 本剤を中止する。 | |
| Infusion reaction | Grade 1又は2の場合 | 本剤の投与を中断又は投与速度を50%減速する。 |
| Grade 3以上の場合 | 本剤を中止する。 | |
| 上記以外の副作用 | Grade 2又は3の場合 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。12週間を超える休薬後もGrade 1以下まで回復しない場合には、本剤を中止する。 |
| Grade 4又は再発性のGrade 3の場合 | 本剤を中止する。 | |
| 注) GradeはNCI-CTCAE(National Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events)v4.03に準じる。 |