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抗コリン薬のリスクを、定量的に評価するためには?

抗コリン薬の副作用は臨床でも遭遇する可能性が高い。複数の薬剤を併用していた場合や薬効の異なる薬剤の比較など、定量的に評価する方法はあるか?
A:
抗コリン薬による副作用の可能性を定量的に評価するための指標として、複数のリスクスケールが開発されています。
日本版のリスクスケールが、日本老年薬学会から公表されました。
低リスクの薬剤でも複数を併用した場合には、リスクの蓄積に注意が必要です。特に、抗コリン薬負荷については、長期間投与で可能性が高くなるため、高齢者には注意が必要です。
 
リスクスケールを使用して、抗コリン薬負荷が低減されるような切り替えを行うことも重要です。
 
ただし、急に薬を中断すると、症状の急激な悪化が懸念されるため、必要に応じて、徐々に減量するなどの対応を行うことが重要です。
 
 
引用元:
日本老年薬学会 >「日本版抗コリン薬リスクスケール 」公開のお知らせ https://www.jsgp.or.jp/news/20240517-1/
 
 
 
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