腸溶錠
腸でとける薬の秘密
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医薬品には、いろんな工夫が施されていているので、その秘密を一つづつお届けします。
今回は、「腸溶錠(ちょうようじょう)」について、説明します。

腸溶錠とは、その名前の通りに、「腸」で溶ける薬です。
薬を口から飲むと、胃や腸の中で砕かれた後に、吸収されて、全身に運ばれて、薬の効果を発揮します。
腸溶錠は、
胃では溶けずに、
腸で溶けて、成分が溶け出す、
というところが、ポイントです。

胃と腸では pH が違います。胃の中は酸性ですが、腸の中はアルカリ性です。
pH が違うと、溶けやすさが違うという性質を利用して、腸溶錠のコーティングがされています。

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なぜ、腸溶錠にしないとけないのでしょうか?
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腸溶錠にする目的には二つあります。
一つ目は、体を守るため
二つ目は、薬を守るため

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体を守るため
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一部の薬では、胃で溶けると、薬の成分が胃を障害して、炎症を引き起こすことがあります。
これを防ぐため、腸溶錠にしています。
(医薬品の例)
バイアスピリン錠
血液が固まらないように(血栓を防ぐため)、梗塞予防のため継続して服薬することが大切な薬です。胃障害を防ぐために、腸溶錠になっています。

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薬を守るため
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一部の薬は、胃酸に弱いです。
酸の中で、成分が分解されるので、薬の効き目がなくなります。
このような薬では、腸溶錠にすることで、薬の成分が酸にさらされないので、守られます。
薬が本来の効果発揮できるために、大切な特徴です。
(医薬品の例)
タケプロンカプセル
パリエット錠 など
どちらも、胃酸分泌を抑える薬で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発予防などのために使う薬です。胃酸で分解されるので、腸溶性の製剤となっています。
カプセルにも腸溶性のものがあります。
カプセルの場合は、カプセル自体が腸溶性のものや、中に入っている顆粒の一粒一粒に腸溶性の加工がされているもの、などがあります。

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医薬品は、薬の効果を発揮しつつ、副作用をおさえるために、いろんな工夫が施されています。
正しく使うことで、薬を薬として、使うことができます。
(関連)
薬の特性を失わずに服薬するためのポイント:
「噛んだらダメな薬」

※腸溶錠は噛んだらダメ!です
こはく堂薬局は、皆様の健康づくりを応援しています。
