過活動膀胱(OAB)
治療(基本方針)
① 行動療法(第一選択の土台)
- 膀胱訓練:尿意があっても少しずつ我慢時間を延ばす
- 骨盤底筋訓練:切迫性尿失禁の軽減に有用
- 生活指導:就寝前の過剰飲水を避ける、カフェイン・アルコールの調整、便秘の改善
② 薬物療法
| 薬剤分類 | 代表薬 | 作用機序 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 抗コリン薬 | ソリフェナシン(ベシケア®) イミダフェナシン(ウリトス®)など | 膀胱平滑筋のM受容体を阻害 → 膀胱収縮を抑制 | 口渇・便秘・眠気。残尿増加/尿閉に注意(特に前立腺肥大症や高齢者) |
| β₃作動薬 | ミラベグロン(ベトミガ®) ビベグロン(ベオーバ®) | 膀胱のβ₃受容体刺激 → 膀胱弛緩 → 蓄尿能改善 | 高血圧・頻脈に注意。抗コリン薬が使いにくいときに選ばれやすい |
③ 併用・専門治療(難治例)
- 抗コリン薬 + β₃作動薬の併用(症状・副作用をみながら)
- ボツリヌス毒素膀胱壁内注射、仙骨神経刺激など(専門的治療)