定期接種以外の年齢でワクチン接種を受けることはできますか? その効果はどうですか? また、何歳まで接種を受けることができますか?

ワクチン接種を受けることができます。HPVワクチン接種を定期接種の対象年齢(12〜16歳)で受けることができなかった人でも、その後にワクチンを接種することによって一定の効果が得られると報告されています。Q3にあるスウェーデンからの報告では、17歳以前に接種を受けた女性では88%の子宮頸がんの減少、17〜30歳で接種を受けた女性でも53%の減少を認めていました。17〜30歳では17歳以前に比べれば効果は低いものの、有効であると認められます。ワクチンの使用についての添付文書では、接種年齢の上限は書かれていませんが、海外の報告では、45歳までの接種はHPVワクチンの効果が認められており、アメリカでは女性に対して26歳までの接種を推奨しています。
なお、ワクチンの効果というのは、ワクチン接種を受けなかった女性と比べて、接種を受けた女性では前がん病変である中等度異形成(CIN2)以上の発生が減少したという意味です。ワクチン接種はHPV感染の治療にはなりません。ワクチン接種以前にHPVに感染してしまっている場合(性交渉をしている場合)は、異形成などが発生する可能性があります。