高齢者糖尿病診療ガイドライン2023
高齢者糖尿病の血糖コントロール目標


高齢者糖尿病の血糖コントロール目標は、手段的 ADL、基本的 ADL、認知機能、併存疾患・機能障害、重症低血糖のリスクなどを考慮する
さらに、心理状態、QOL、社会・経済状況、患者や家族の希望などを考慮しながら、個々の患者ごとに個別に設定する。
簡便にカテゴリーの定量評価を行うための指標
CQ. Ⅵ-4 高齢者糖尿病では厳格な血糖コントロールを避けるべきか?
【ステートメント】
厳格な血糖コントロールは65歳以上でも有用ではあるが、重症低血糖による骨折・転倒などが増え、リスクとベネフィットを勘案すると一律に厳格な血糖コントロールを行うべきとは言えない。厳格な血糖コントロールを行う場合には低血糖を起こさないことを前提とすべきである。 【推奨グレードB】(合意率79%)