9.1. 催眠鎮静剤、抗不安剤
(作成中)
ハイリスク薬の薬学的管理
精神神経系用剤の薬学的管理指導において特に注意すべき事項
- 患者に対する処方内容(薬剤名、用法・用量等)の確認
- 服薬に対する意識が低い患者及び患者家族への教育とアドヒアランスの向上
- 副作用モニタリング及び重篤な副作用発生時の対処方法の教育
- 原疾患の症状と類似した副作用(錐体外路症状、パーキンソン症候群等)
- 致死的副作用(悪性症候群、セロトニン症候群等)
- 非定型抗精神病薬による、血液疾患、内分泌疾患等
- 転倒に関する注意喚起
- 薬物の依存傾向を示す患者等に対して、治療開始時における適正な薬物療法に 関する情報を提供
- 一般用医薬品やサプリメント等を含め、併用薬及び食事との相互作用の確認
- 自殺企図等による過量服薬の危険性のある患者の把握と服薬管理の徹底
日本薬剤師会「薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン(第2版・平成23年)」
ガイドライン
「睡眠指針」
平成 15 年度:「健康づくりのための睡眠指針~快適な睡眠のための7箇条~」
(1) 快適な睡眠でいきいき健康生活
快適な睡眠で、疲労回復・ストレス解消・事故防止
睡眠に問題があると、高血圧、心臓病、脳卒中など生活習慣病のリスクが上昇
快適な睡眠をもたらす生活習慣 ~定期的な運動習慣は熟睡をもたらす ~
朝食は心と体のめざめに重要、夜食はごく軽く
(2) 睡眠は人それぞれ、日中元気はつらつが快適な睡眠のバロメーター
自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない
寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る
年齢を重ねると睡眠時間は短くなるのが普通
(3) 快適な睡眠は、自ら創り出す
夕食後のカフェイン摂取は寝付きを悪くする
「睡眠薬代わりの寝酒」は、睡眠の質を悪くする
不快な音や光を防ぐ環境づくり、自分にあった寝具の工夫
(4) 眠る前に自分なりのリラックス法、眠ろうとする意気込みが頭をさえさせる
軽い読書、音楽、香り、ストレッチなどでリラックス
自然に眠たくなってから寝床に就く、眠ろうと意気込むとかえって逆効果
ぬるめの入浴で寝付き良く
(5) 目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計をスイッチオン
同じ時刻に毎日起床
早起きが早寝に通じる
休日に遅くまで寝床で過ごすと、翌日の朝がつらくなる
(6) 午後の眠気をやりすごす
短い昼寝でリフレッシュ、昼寝をするなら午後3時前の20~30分
夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
長い昼寝はかえってぼんやりのもと
(7) 睡眠障害は、専門家に相談
睡眠障害は、「体や心の病気」のサインのことがある
寝付けない、熟睡感がない、充分眠っても日中の眠気が強い時は要注意
睡眠中の激しいいびき、足のむずむず感、歯ぎしりも要注意
平成 26 年度:「健康づくりのための睡眠指針 2014」
「21 世紀における 第二次国民健康づくり運動(健康日本 21(第二次))」
「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」