107回 看国試 B070
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神経伝達物質と効果器の組合せで正しいのはどれか。
- γ-アミノ酪酸〈GABA〉──── 気管
- アセチルコリン ──── 瞳孔散大筋
- アドレナリン ──── 血管
- セロトニン ──── 心筋
- ドパミン ──── 汗腺
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正解: 3. アドレナリン ──── 血管
(解説)
1.γ-アミノ酪酸〈GABA〉──── 気管
GABAは、中枢神経系において、他の神経系に対して抑制的に働いている。抗てんかん薬、睡眠薬、鎮痛薬の一部では、GABA 神経系の働きを強めて薬効を発揮する。
2.アセチルコリン ──── 瞳孔散大筋
瞳孔の調節において、アセチルコリンは、副交感神経の節後神経末端から放出され、瞳孔括約筋を収縮させ、縮瞳させる(瞳孔は小さくなる)。通常、臓器は交感神経と副交感神経の二重支配をうけ調節されているが、瞳孔は例外の一つ。交感神経が瞳孔散大筋を、副交感神経が瞳孔括約筋を調節することで、調節を行っている。
3.アドレナリン ──── 血管
アドレナリンは、交感神経で、アドレナリン受容体に結合する。アドレナリン受容体の内、α1受容体に結合し血管を収縮させ、β2受容体に結合し血管を弛緩させる。場所によってどちらの受容体が多いかが異なるため、交感神経刺激によっておこる結果は部位によって異なる。
4.セロトニン ──── 心筋
セロトニンは中枢神経系においてうつ病と関連している。うつ病ではセロトニン神経の活性が低下しているため、SSRIなど、細胞間隙のセロトニンを増加させるような薬物が用いられる。
5.ドパミン ──── 汗腺
ドパミンは中枢神経系において、パーキンソン病と関連している。パーキンソン病ではドパミン神経が変性しているため、ドパミンを補充するような薬物治療が行われる。
また、汗腺は自律神経支配の例外の一つ。汗腺は交感神経の刺激によって発汗が促進されるが、交感神経節後神経終末からはアセチルコリンが放出されている。