t-PA(血栓溶解薬)と脳梗塞の時間制限

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症例
72歳女性。
突然の右半身麻痺・言語障害が出現し、
家族が救急車を呼んだ。
CT検査で出血を否定後、脳梗塞と診断された。
発症から3時間が経過している。
医師からアルテプラーゼ(t-PA)の投与が提案された。
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t-PA投与に関して最も正しいものはどれか。
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発症から4.5時間以内であれば投与を検討できる
アルテプラーゼ(t-PA)は血栓を溶かすプラスミノーゲン活性化因子である。
脳梗塞では閉塞した血管の血栓を溶解し、脳血流を回復させる。
 
t-PA療法のポイント:
脳梗塞を発症 ↓ 発症から4.5時間以内にt-PAを投与 ↓ 血栓が溶解し、血流が回復 ↓ 脳のダメージを最小限に抑える
 
※ Time is Brain:時間が経つほど脳細胞が壊死する。
※ 発症から4.5時間以内が投与の時間制限(ガイドライン)。
※ 投与前にCT/MRIで出血を必ず除外する(出血がある場合は禁忌)。
※ 投与後は出血合併症(脳出血・消化管出血など)に注意し、頻回な神経学的評価を行う。
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発症から24時間以内なら投与可能である
t-PAの投与は発症から4.5時間以内が時間制限であり、24時間では遅すぎる。時間が経過するほど出血リスクが高まり、効果も低下する。
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CTで出血を確認してから投与する
逆である。t-PAは出血がないことを確認してから投与する。脳出血にt-PAを投与すると出血が悪化し致命的になる。
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抗凝固薬を併用して効果を高める
t-PA投与後に抗凝固薬を併用すると出血リスクが著しく増大する。t-PA投与後24時間以内は原則として抗凝固薬・抗血小板薬を投与しない。
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t-PA投与後の看護師の観察ポイントは?
  • 神経学的評価(NIHSSスコアなど)を頻回に実施
  • バイタルサインの厳重な監視(特に血圧管理)
  • 出血徴候の観察(意識レベル変化・嘔吐・穿刺部出血など)
  • 投与後24時間は抗血栓薬を原則使用しない
  • 症状悪化時は脳出血の可能性を考え、直ちにCT検査