CDK4/6阻害薬
CDK4/6阻害薬
CDK とは
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)
サイクリンと結合することで、活性化し、細胞周期を進行させる因子
サイクリンとは?
真核生物の細胞において細胞周期を移行させるためのエンジンとして働く蛋白質のひとつ
サイクリンD・CDK4/6複合体は、細胞周期を G1後期から、S期へ進行させている
がんとの関連
がんでは、サイクリンD が増加しており、それにより、CDK4/6 が活性化し、細胞増殖が亢進している
作用機序
CDK4/6阻害薬は、CDK4/6 による細胞周期進行を阻害するため、がん細胞の増殖を抑制する
バイオマーカー
ホルモン受容体
ホルモン受容体陽性乳癌では、特に、サイクリンD が高発現しており、CDK4/6阻害薬が有効