間質性肺炎

間質性肺炎

早期発見のポイント

  • 自覚的所見:息切れ、呼吸困難(特に、体動時に悪化)、乾性咳(空咳)、発熱
  • 他覚的所見:呼吸困難が高度の場合は頻呼吸。胸部聴診音で、パチパチという捻髪音(fine crackle)を聴取
  • 検査所見:白血球数(特に、好酸球数)の増加、肝機能障害、低酸素血症、LDH・CRP↑
  • 間質性肺炎マーカー:KL-6↑(基準値 <500 IU/mL)、SP-D↑(基準値 <110 ng/mL)
  • 単純 X 線撮影・胸部 CT:すりガラス陰影が特徴的

リスク因子

好発時期

観察ポイント

予防

  • 間質性肺炎の予防法はないが、早期に気づき、悪化させないことが重要
  • 好発時期や特徴的な症状を伝え、注意喚起を促す
  • 治療開始前から定期的な間質性肺炎のマーカー測定も有用

症状発生時のケア

 
画像転載元:「知識をギュッ!がん薬物療法のキホンとマネジメント 困った時に絶対役立つお守り本」