FILS

FILS(Food Intake Level Scale, 食事摂取レベルスケール)

摂食嚥下リハビリテーションの現場で広く使われる、経口摂取状況を10段階で評価するスケール
 
レベル内容
1経口摂取不能
2ゼリー・水分などを訓練目的で摂取
3嚥下訓練として少量の経口摂取(1日数口程度)
4水分・ゼリーなどを1日3回程度摂取
51食分以上のゼリー・ペースト食を摂取(栄養の大部分は経管)
6ペースト食で3食摂取(経口のみまたは経口+経管)
7軟菜食(きざみ・やわらかい形態)で3食摂取
8一部に制限や調整あり(硬いものを避ける等)で常食摂取
9ほぼ常食だが、嚥下に配慮した摂取
10制限なく常食摂取可能

特徴

  • 日本語環境に適合:日本の食文化や医療現場に合わせて作成
  • FOISより細かい:10段階なので小さな変化を捉えやすい
  • 経口摂取ゼロ〜完全常食まで連続的に評価
  • 臨床使用:嚥下機能回復の経過観察、栄養経路変更の判断、介護保険認定調査など
 
(関連)

FOISとの違い(概要比較)

項目FOISFILS
開発国米国日本
段階数7段階10段階
評価対象経口摂取の有無・割合経口摂取の有無・形態・量
主な用途多施設・国際比較、研究臨床経過観察、微細変化の把握
詳細さやや大まかより細かい