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イダルシズマブ
商品名
プリズバインド静注液2.5g
剤形:水性注射剤(1バイアル50mL中2.5g、通常2バイアルで1回量5g)
使用時の注意
⚠️ 特徴
- ダビガトランおよび活性代謝物に高い親和性で結合し、抗凝固作用を速やかに中和します。
- ダビガトラン専用の中和薬であり、他のDOACやワルファリンの中和には使用しません。
- 止血薬ではなく抗凝固作用を解除する薬なので、輸血、外科的止血、循環管理などの標準的対症療法を併用します。
- 投与後にダビガトランが末梢から再分布し、凝固検査が再延長する場合があります。
🚫 注意すべき状況
- 本剤成分に対する過敏症の既往がある患者には投与しません。
- ダビガトランの最終服用時刻、腎機能、P-糖タンパク阻害薬などの併用から作用残存を評価します。
- 添加剤にソルビトールを含むため、遺伝性フルクトース不耐症では特に注意します。
- 中和によって基礎疾患由来の血栓リスクが再び高まるため、止血後は抗凝固療法の再開時期を検討します。
💊 薬理作用
- 血中のダビガトランとそのグルクロン酸抱合代謝物に特異的に結合します。
- 安定な複合体を形成して遊離ダビガトランを減らし、トロンビン阻害作用を中和します。
- aPTT、希釈トロンビン時間、エカリン凝固時間など、ダビガトランの影響を受ける凝固指標を速やかに正常方向へ戻します。
📦 保管
- 凍結を避け、2~8℃で保存します。
- 外箱開封後は遮光して保存します。
- 防腐剤を含まないため、バイアルは1回限りとし、開封後は速やかに使用します。
看護師向け:観察事項
❤️ 投与後の観察事項
- 血圧、脈拍、呼吸、SpO₂、意識、出血部位と出血量を継続評価します。
- 止血状況、Hb・血小板、aPTTなどの凝固検査を確認します。
- 再出血や凝固検査の再延長に注意し、必要に応じてダビガトラン再分布の可能性を考えます。
- 片麻痺、構音障害、胸痛、呼吸困難、下肢腫脹など血栓性事象を疑う変化を観察します。
💉 投与時の確認
- 患者、薬剤名、ダビガトラン服用歴、最終服用時刻、投与目的、腎機能を照合します。
- 1回量5gとして2バイアルを使用することを確認します。
- 他剤と混合せず、同一ルートから同時に他剤を投与しません。
- 既存ラインを使う場合は、本剤の投与前後に生理食塩液でフラッシュします。
⚠️ 副作用の観察
- ショック・アナフィラキシー:血圧低下、発疹、蕁麻疹、呼吸困難、咽頭違和感、意識変化。
- 血小板減少、低血圧、頭痛、発疹、注入部位疼痛・血管外漏出。
- 深部静脈血栓症、肺塞栓症、脳卒中などの血栓性事象。
関連項目
公式情報
確認日:2026年9月23日