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03-01 高血圧・降圧薬|統合・定着

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目的:高血圧と降圧薬の知識を再構成し、患者の変化を「効果・効きすぎ・別の悪化」に分類できるようにする。
想定時間:約5~8分/全8枚

到達目標

  1. 血圧を決める要因と降圧薬の作用点を再現できる
  1. 主要な薬効群の副作用と観察項目を対応づけられる
  1. 症例から過降圧・薬剤性浮腫を疑い、追加確認項目を選べる

Quarto想定

  • Source Path:
  • 形式:Reveal.js
  • 構成:想起→比較→症例→解説→Take-home message

スライド構成

Slide 1|3つのTake-home messageを思い出す

空欄を学生が埋める。
  1. 血圧 ≈(     )×(     )
  1. 降圧薬は、主に(心臓・血管・腎臓)へ作用する
  1. 治療評価では、血圧値だけでなく(     )と(     )を確認する

Slide 2|作用点マップ

作用点低下するもの主な薬効群
血管末梢血管抵抗Ca拮抗薬、ACE阻害薬、ARB
心臓心拍数・収縮力、心拍出量β遮断薬
腎臓・体液Na・水、循環血液量サイアザイド系利尿薬など
RAAS血管収縮・アルドステロン作用ACE阻害薬、ARB、MRA
問い:複数の作用点へ同時に働くと、どのような有害事象が起こり得るか。

Slide 3|薬効群・副作用・観察を対応させる

薬効群代表的な注意観察
Ca拮抗薬浮腫、頭痛、ほてり血圧、脈拍、浮腫、生活影響
ARB・ACE阻害薬高K、腎機能低下K、Cr/eGFR、脱水
ACE阻害薬空咳、血管浮腫咳、顔・舌の腫れ、呼吸
サイアザイド系低Na、低K、脱水、尿酸上昇Na、K、体重、尿量、尿酸
β遮断薬徐脈、倦怠感、気管支攣縮脈拍、血圧、呼吸状態

Slide 4|症例問題1:効果か、効きすぎか

ARBにアムロジピンを追加後、血圧は158/88から126/70mmHgへ低下した。患者は朝の立ち上がりでふらつき、昨日は転倒しかけた。
最も適切な初期対応はどれか。
A.降圧効果が得られているため、特に確認しない
B.本人の判断で本日から2剤とも中止する
C.体位別血圧・脈拍、脱水、服薬状況、転倒リスクを確認する
D.浮腫がないため、薬剤とは関係がないと判断する

Slide 5|症例問題2:浮腫をどう考えるか

アムロジピン追加後、夕方に両足首がむくむ。体重増加、呼吸困難、夜間の息苦しさはない。
最も適切な考え方はどれか。
A.浮腫があるため心不全と確定する
B.Ca拮抗薬による末梢性浮腫の可能性を考え、服薬時期と体液貯留所見を確認する
C.利尿薬を自己判断で追加する
D.血圧が下がっていれば浮腫は評価しなくてよい

Slide 6|症例問題3:検査値を読む

ARB開始後。血圧は改善したが、食事・水分摂取が低下している。血清Crが上昇し、K 5.7mEq/Lであった。
確認・報告すべき内容を2つ選ぶ。
A.腎機能と脱水の可能性
B.高K血症に伴う不整脈リスク
C.低K血症としてカリウム補充を勧める
D.血圧が改善しているため経過観察のみとする

Slide 7|解答と誤答理由

問題正解理由
1C過降圧・起立性低血圧・脱水を評価し、転倒を予防する。自己中止は勧めない。
2BCa拮抗薬による末梢性浮腫があり得る。浮腫だけで心不全とは判断しない。
3A・BARBでは腎機能低下と高Kに注意する。摂取低下・脱水はリスクを高め得る。

Slide 8|最終まとめ

  1. 目的:血圧を下げ、脳・心臓・腎臓を長期的に守る
  1. 作用点:心臓・血管・腎臓・RAASで整理する
  1. 観察:血圧だけでなく、脈拍、症状、転倒、腎機能、電解質、生活への影響を見る
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血圧が下がったかではなく、患者が安全に生活しながら治療を継続できているかを評価する。

記述課題

降圧薬追加後にふらつきが出現した患者について、「考えられること」「確認すること」「安全のために行うこと」を各1つ、薬理作用と関連づけて記述する。

採点基準:3点

  • 降圧作用と症状を関連づけている:1点
  • 観察項目に理由がある:1点
  • 自己中止ではなく、安全確保と報告を示している:1点

関連教材

参考資料

確認日:2026年9月24日