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カペシタビン

カペシタビン

6. 用法及び用量

併用
手術不能又は再発乳癌A法又はB法ラパチニブトシル酸塩水和物と併用:C法
結腸・直腸癌補助化学療法:B法 (8コース)オキサリプラチンと併用:C法
治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌他の抗悪性腫瘍剤との併用:C法又はE法
直腸癌における補助化学療法放射線照射と併用:D法
胃癌白金製剤と併用:C法
 
1回用量用法スケジュール1コース
A法825mg/m2朝食後・夕食後30以内に1日2回14日間服薬・7日間休薬21日間
B法1,250mg/m2朝食後・夕食後30以内に1日2回14日間服薬・7日間休薬21日間
C法1,000mg/m2朝食後・夕食後30以内に1日2回14日間服薬・7日間休薬21日間
D法825mg/m2朝食後・夕食後30以内に1日2回5日間服薬・2日間休薬7日間
E法800mg/m2朝食後・夕食後30以内に1日2回5日間服薬・2日間休薬7日間

7.2 休薬・減量

副作用

Grade に応じて休薬・減量
NCIによる毒性のGrade判定注)治療期間中の処置治療再開時の投与量
Grade1休薬・減量不要減量不要
Grade2 初回発現Grade0-1に軽快するまで休薬減量不要
Grade2 2回目発現Grade0-1に軽快するまで休薬減量段階1
Grade2 3回目発現Grade0-1に軽快するまで休薬減量段階2
Grade2 4回目発現投与中止・再投与不可
Grade3 初回発現Grade0-1に軽快するまで減量段階1
Grade3 2回目発現Grade0-1に軽快するまで休薬減量段階2
Grade3 3回目発現投与中止・再投与不可
Grade4 初回発現投与中止・再投与不可あるいは治療継続が患者にとって望ましいと判定された場合は、Grade0-1に軽快するまで投与中断減量段階2

9.2 腎機能障害患者

重篤な腎障害のある患者:禁忌

9.3 肝機能障害患者

 

9.4 生殖能を有する者

9.4.1 生殖可能な年齢の患者

性腺に対する影響を考慮する

9.4.2 妊娠可能な女性患者

本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行う

9.4.3 パートナーが妊娠する可能性のある男性患者

本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行う

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性:禁忌
 

10. 相互作用

肝チトクロームP450(CYP2C9)の酵素活性が低下する可能性がある:  CYP2C9 で代謝される併用薬の血中濃度↑
 

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(ティーエスワン)
 

10.2 併用注意(併用に注意すること)

ワルファリンカリウム
フェニトイン
トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合剤(ロンサーフ)