出血性膀胱炎(令和3年4月改定)
出血性膀胱炎
- 全文 (PDF:1,543KB)(令和3年4月改定)
- 患者の皆様へ (PDF:327KB)(令和3年4月改定)
- 医療関係者の皆様へ (PDF:1,159KB)(令和3年4月改定)
- 引用文献及び参考文献等 (PDF:59KB)(令和3年4月改定)
2020年9月2日 第12回重篤副作用総合対策検討会 議事録
それでは、出血性膀胱炎のマニュアルの改定ポイントについて、簡潔に説明させていただきます。・・・この10年ほどで出血性膀胱炎について大きな診療の変化はなかったと言ってよいと思いますので、基本的には前回のマニュアルをほぼ踏襲しております。その中で、主なポイントとして2点ございます。まず1点目としては、オプジーボを初めとする免疫チェックポイント阻害剤の使用が始まり、それによる出血性膀胱炎の報告がございますので、免疫関連の出血性膀胱炎の記載を加えております。2点目としては、出血性膀胱炎に対する治療で中心的役割を担う高圧酸素療法につきまして、昨年初めて無作為比較試験の結果が報告されておりまして、また、高圧酸素療法を組み込んだ出血性膀胱炎のアルゴリズムを昨年発表しておりますので、その内容を治療の項目に組み込んでおります。ほかには、免疫チェックポイント阻害剤の内容につきましては、休薬の上ステロイドの使用を考慮するということを記載しており、典型的な症例を掲載しております。主なポイントとしては以上になります。