CTCAE

CTCAE とは?

がんの臨床試験において有害事象の報告に用いられる重症度規準のこと。
米国 National Cancer Institute(NCI)が作成した基準であり、Common Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) と呼ばれる。
医療者が評価したアウトカム(Clinician-reported outcome(ClinRO)measures)。
 
患者自身の自己評価に基づいて有害事象を測定するシステムツールとして、PRO-CTCAE がある。わかりやすい言葉で有害事象を説明しているため、「患者さんに伝わる表現」として参考になる。
 
参照元)「有害事象共通用語規準 v5.0日本語訳JCOG版」(略称:CTCAE v5.0 - JCOG)
 
CTCAE
Grade, 有害事象の重症度
Grade 1 軽症; 症状がない, または軽度の症状がある; 臨床所見または検査所見のみ; 治療を要さない Grade 2 中等症; 最小限/局所的/非侵襲的治療を要する; 年齢相応の身の回り以外の日常生活動作の制限* Grade 3 重症または医学的に重大であるが, ただちに生命を脅かすものではない; 入院または入院期間の延長を要する; 身の回りの日常生活動作の制限** Grade 4 生命を脅かす; 緊急処置を要する Grade 5 AE による死亡
 
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