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注意が必要な一般名処方/整腸剤・活性生菌製剤

散剤の整腸剤が、一般名処方されている場合、どれに対応するのかがわかりません
A:
整腸剤のなかの活性生菌製剤は、一般名が類似しているので、判別しづらいので注意が必要です。対応は、以下にまとめています。

はじめに

活性生菌製剤は、腸内で増殖し「酸」を産生することで、腸内菌叢の正常化を図り、整腸作用を表します。
 

一般名処方の判別

一般名処方に対して、対応する医薬品かどうかを確認するときには、
  • 一般名コードの左から9桁目まで
  • YJ コードの左から9桁目まで
これが同一であれば、対応していることがわかります。
(こちらのページで具体的に挙げています→注意が必要な一般名処方/タクロリムス内用薬
 

散剤

散剤の場合、一般名を見ると、「%」でしか判別できない場合があるので、判別には注意が必要です。
○活性生菌製剤
一般名一般名コード名称YJコード
【般】ビフィズス菌散2%2316018B1ZZZビフィスゲン散2316018B1038
【般】ビフィズス菌散1.2%2316020B1ZZZビオフェルミン散剤2316020B1027
【般】ビフィズス菌・ラクトミン配合散2316003B1ZZZビオスミン配合散 レベニンS配合散2316003B1058 2316003B1066
○耐性菌製剤
また、一部の抗菌薬と併用が可能な耐性菌製剤について、「R (resistant)」の文字は、耐性であることの見分けるポイントになりますが、レベニンには、「R」はないことにも注意が必要です。
一般名一般名コード名称YJコード
【般】耐性乳酸菌散0.6%2316004B1ZZZビオフェルミンR散2316004B1036
【般】耐性乳酸菌散1%2316019B1ZZZラックビーR散2316019B1059
【般】耐性乳酸菌散1.8%2316016B1ZZZレベニン散2316016B1039
【般】耐性乳酸菌散10%2316002B1ZZZ耐性乳酸菌散10%「トーワ」 (注1)2316002B1061
注1)該当する後発品の経過措置期限が令和7年3月31日であることから、同年4月1日以降は一般名処方マスタから削除される予定
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。