page icon

血管性浮腫(非ステロイド性抗炎症薬によらないもの)

血管性浮腫(非ステロイド性抗炎症薬によらないもの)

初期症状

「急に、くちびる、まぶた、舌、口の中、顔、首が大きくはれる」、「のどのつまり」、「息苦しい」、「話しづらい」
(注)息苦しい場合は、救急車を利用して直ちに受診してください。
 

重篤副作用疾患別対応マニュアル

厚生労働省  >重篤副作用疾患別対応マニュアル (URL)  ※改定前の版も閲覧可能
PMDA  >重篤副作用疾患別対応マニュアル(医療関係者向け)(URL)  >重篤副作用疾患別対応マニュアル(患者・一般の方向け)(URL)
厚生労働省 >重篤副作用総合対策検討会 (URL)

改定履歴

第17回重篤副作用総合対策検討会 議事録(2025年9月3日)
○五十嵐座長 続きまして、日本アレルギー学会の加藤参考人から資料2-3のマニュアル案につきまして、御説明をお願いしたいと思います。
○加藤参考人 よろしくお願いいたします。
資料2-3「血管性浮腫(非ステロイド性抗炎症薬によらないもの)」であります。本マニュアルですけれども、イカチバントという治療薬に関する3つのランダム化比較試験のメタ解析の報告が出たこと、それから遺伝性血管浮腫に関する新たな報告などを受けて改定することにいたしました。
主な変更点としまして、先ほどのAC阻害薬やDPP-4阻害薬による血管性浮腫に対してのイカチバントの有効性、3つのランダム化比較試験の結果、有効性が認められなかったというような。ごめんなさい。最初のは有効性が認められたのですが、残りの2つではプラセボとの有意差はなかったという旨を追記いたしました。これが22ページです。
原因薬剤に関しまして、6ページと14ページに、ネプリライシン阻害薬及びアンジオテンシン受容体とネプリライシン阻害薬の合剤ということを追記いたしました。なお、14ページにおきましては、ネプリライシン阻害薬単独で挙げられていませんことに先ほど気づきましたので、これにつきましては、14ページにもネプリライシン阻害薬単独でも原因になり得ることを改めて追記させていただきます。
そのほか、17ページではバルサルタンとサクビトリルの併用心不全患者での副作用発現頻度を記載しております。
18ページですけれども、血管性浮腫に関係する8遺伝子を列挙いたしまして、その中で、日本ではプラスミノーゲン遺伝子(PLG)異常のみが報告されているということを記載いたしました。
21ページには2023年の国際コンセンサス会議で提唱された新しい分類、DANCE分類というものと、その図を追記いたしました。
昨日委員の方々からいただいた御意見の中で、22ページの一番上のところで、喉頭浮腫による気道閉塞の場合、救急処置を要するので、口腔、咽頭等に関わる自覚症状の有無を問診し、呼吸状態の把握に努めるという記載があるのですが、呼吸状態の把握だけでいいのか、アドレナリンの投与等は必要ないのかという非常に貴重な御意見をいただきましたので、これにつきましては改めて学会のほうで検討させていただきたいと思います。
私からは以上です。
○五十嵐座長 どうもありがとうございました。
それでは、資料2-3につきまして御質問、御意見がありましたらお願いしたいと思います。山口委員、どうぞ。
○山口(育)構成員 ありがとうございます。
6ページ、これは「患者の皆様へ」という文章が継続しているところだと思うのですけれども、真ん中辺りに「マスト細胞のメディエーターが関与するものと、ブラジキニンが関与するもの」というのがあって、これは一般の方に分かりにくいので、何か注釈を入れていただいたほうが患者の皆さんにはいいかなと思います。
○加藤参考人 承知いたしました。対応させていただきます。
○五十嵐座長 ほかはいかがですか。笠原先生、どうぞ。
○笠原構成員 あまり細かいことなので事前に連絡しなかったのですけれども、今のイカチバントの点ですが、15ページの下から4行目に「イカチバント(商品名:フィラジル、保険未承認)」ということが書いてありますが、これは前の改定のときにはまだ承認をやっていなかったと思いますけれども、その後、血管性浮腫に対して承認という形にはなっているのだと思いますが、これはこのままでいいのですか。
○加藤参考人 これにつきましては改めて確認して、現在の状況に合わせてよろしいでしょうか。
○笠原構成員 処方薬としては2018年11月6日に発売されているのですね。
○加藤参考人 改めて確認して対処いたします。
○五十嵐座長 御指摘ありがとうございました。
そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
それでは、6ページに注を入れるのと、15ページは確認していただくということで対応していただきたいと思います。
○加藤参考人 承知いたしました。
○五十嵐座長 そのほかは特にありませんか。
それでは、日本アレルギー学会作成の血管性浮腫に関するマニュアル案につきましては、皆様から御了承いただけますでしょうか。
(構成員首肯)
○五十嵐座長 ありがとうございます。
皆様、オーケーということですので、御承認したいと思います。
どうもありがとうございました。
○加藤参考人 ありがとうございます。
 
第11回重篤副作用総合対策検討会 議事録(2019年7月18日)
○海老澤参考人 よろしくお願いします。日本アレルギー学会のほうからは、今回、「アナフィラキシー」、そして「血管性浮腫(非ステロイド性抗炎症薬によらないもの)」と、「非ステロイド性抗炎症薬による蕁麻疹/血管性浮腫」の3つを出させていただいています。前回、平成20年のときには、「アナフィラキシー」、「血管性浮腫」、「咽頭浮腫」、「非ステロイド性抗炎症薬による蕁麻疹/血管性浮腫」と4編から構成されていたのですが、今回は先ほど申し上げた3つのものになっています。1つずつ説明させていただきたいのですが、3つあるので簡単にいきたいと思います。
(中略)
○海老澤参考人 次に、「血管性浮腫(非ステロイド性抗炎症薬によらないもの)」については、これも日本皮膚科学会のほうから、2018年に蕁麻疹ガイドラインというものが出ています。それをベースにして、例えば4つの病型の分類が表1に示されていたり、薬剤が原因となる項目で新たな血管性浮腫の報告のあった薬剤でDPP-4阻害薬とか、あるいはTNF-α阻害薬などが追記されているのと、遺伝性血管性浮腫の診断については、これも国際ガイドラインで紹介されているアルゴリズムが図2に示されています。HAEの治療について、2017年に日本で承認されたイカチバントを追記し、引用文献をかなりアップデートしたとなっています。以上が、「血管性浮腫(NSAIDsによらないもの)」の説明です。
(2019年7月18日 第11回重篤副作用総合対策検討会 議事録)