ステロイド
薬理作用
ステロイドの比較
ステロイド | 抗炎症作用 | Na貯留効果 | 対応量 (mg) | 1 錠中の含有量 (mg) | 血中半減期 (時間) | 生物学的半減期 (時間) |
短時間作用型 | ||||||
コルチゾール | 1 | 1 | 20 | 10 | 1.5 | 8-12 |
中間作用型 | ||||||
プレドニゾロン | 4 | 0.8 | 5 | 1, 5 | 3-4 | 12-36 |
メチルプレドニゾロン | 5 | 0 | 4 | 4 | 3-4 | 12-36 |
長時間作用型 | ||||||
デキサメタゾン | 25 | 0 | 0.75 | 0.5 | 5-6 | 36-54 |
ベタメタゾン | 25 | 0 | 0.75 | 0.5 | 5-6 | 36-54 |
副作用
発現時期別
開始当日 | 数日後から | 2、3週間後から | 1ヶ月後から | 数ヶ月後から |
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不眠 うつ 精神高揚 食欲亢進 | 血圧上昇 高Na血症 低K血症 浮腫 骨量減少 | 副腎抑制 血糖上昇 コレステロール上昇 創傷治癒遅延 ステロイド潰瘍 | 易感染性 中心性肥満 多毛 痤瘡 無月経 | 紫斑 皮膚線条 ステロイド筋症 無菌性骨壊死 圧迫骨折 白内障 緑内障 |
副作用の出現パターンは、用量依存的パターンと閾値パターンがある。
- 用量依存的パターン:用量が増えると副作用の発現頻度も増加
- 閾値パターン:用量がある閾値を超すと、副作用の発現頻度が増加