骨髄抑制:貧血

貧血

観察ポイント

特徴的な所見・症状

Grade 1:自覚症状に乏しいことも多い
Grade 2:皮膚・眼結膜の蒼白、疲労、動悸などの生活に影響を及ぼす症状を認める
Grade 3:頭痛、失神、耳鳴り、安静時の呼吸困難、頻脈など、重篤化した症状を認める
慢性の経過で貧血が進行した場合は、組織が酸素欠乏に順応するため、症状が出現しにくい

好発時期

数週〜数ヶ月の経過で緩徐に出現することが多い

予防

貧血を予防する食事の工夫

症状発生時のケア

疲労感(疲れやすい、何もできない、集中できない)の訴えの裏には、貧血が潜んでいる可能性がある。「化学療法中に疲れやすいのは当然」と聞き流したり、安易に精神的な要因と紐付けないように注意。