硝酸イソソルビド
(参照元)添付文書
14.1 薬剤交付時の注意
自動体外式除細動器(AED)の妨げにならないように貼付部位を考慮するなど、患者、その家族等に指導することが望ましい。
14.2 薬剤貼付時の注意
14.2.1 皮膚の損傷又は湿疹・皮膚炎等がみられる部位には貼付しないこと。
14.2.2 貼付部位に、発汗、湿潤、汚染等がみられるときは清潔なタオル等でよくふき取ってから本剤を貼付すること。特に夏期は、一般的に密封療法では皮膚症状が誘発されることが知られているので、十分に注意して投与すること。
14.2.3 皮膚刺激を避けるため、毎回貼付部位を変えること。[8.6 参照]
製剤の特徴から判断できること
○処置等への影響
MRI・ジアルテミー
支持体に金属を含まないため、火傷などの有害事象が発生する可能性はない。ただし、万が一、画像等に影響しないようにするためには、剥離した方が良い
AED
胸部に貼付している貼付剤は剥離する
○剥がれた時の対応
<貼付時>
貼付部位を拭き、乾燥させてから貼付する
体毛がない場所を選ぶとよい(皮膚損傷を避けるため、貼付するために、貼付部位を、カミソリや除毛剤で、除毛するべきではない)
万が一に備えて、AED などに支障がない場所を選ぶと良い
貼付後に手で押さえて密着させる
<剥がれそうな時> 軽度の場合
皮膚用テープ(絆創膏など)を上から貼る
<剥がれたら>
医師の判断により、新たな製剤を、元々貼ってあった部位とは別のところに貼付する
次に貼り替える予定だった時間に、貼り替える
○テープの切断
<製薬企業の推奨>切断時のデータがないため、推奨しない
<製剤の特徴から>
マトリックス型であるため、切断不可ではない
切断により剥がれやすくなる、等の影響はある