RAS(KRAS, NRAS)遺伝子変異

RAS タンパク質

EGFR からの細胞内シグナル伝達のうち、RAS/RAF/MAPK 経路の一部
RAS タンパク質は、低分子 GTP 結合タンパク質
RAS 遺伝子として、KRAS, HRAS, NRAS の3つが同定されている
このうち、KRAS, NRAS 遺伝子に変異があると、恒常的に活性化されたRAS タンパク質が産生され、増殖因子による刺激がなくても、細胞増殖のためのシグナルが伝達し続けられる
 
大腸がんの50%で、RAS 遺伝子変異が認められる