[117] ブロナンセリン
A:
経皮吸収型製剤を使う時に、臨床で遭遇するような注意事項について、まとめました。
はじめに
経皮吸収型製剤の基本的な考え方を説明しました。
- ハサミで切って使っても良いのか?
- 2枚貼っても良いのか?
全身作用を目的とする経皮吸収型製剤について、ご説明します。
先発医薬品
ロナセンテープ
■ 貼り替え
24時間ごと
■ 貼付部位
胸部、腹部、背部
■ 分割貼付の可否
分割不可:
14.3.2 本剤をハサミ等で切って使用しないこと。
■ 複数枚貼付の可否
■ 途中で剥がれた時の対応
再貼付可能
14.4.1 本剤が皮膚から一部剥離し粘着力が弱くなった場合は、サージカルテープ等で縁を押さえること。本剤が剥離した場合は、再貼付又は必要に応じて新しいものを貼付すること。
■ MRI 等を使用する時の注意
■ 貼付時の注意
8.6 光線過敏症が発現するおそれがあるので、衣服で覆う等、貼付部位への直射日光を避けること。また、本剤を剥がした後1~2週間は、貼付していた部位への直射日光を避けること。[15.2.3 参照]
14.1.2 貼り替えの際には先に貼付した製剤を除去したことを十分に確認するよう患者及びその家族に指導すること。[貼付している製剤を除去せずに新たな製剤を貼付した場合、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。]
14.3.4 貼り替えの際には先に貼付した製剤を除去したことを十分に確認すること。
■ 貼付後の注意
14.4.2 使用済みの製剤は接着面を内側にして貼り合わせた後、小児の手の届かないところに安全に廃棄すること。[貼付24時間後も製剤中に本剤の成分が残っている。]
後発医薬品
なし
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。