出血性膀胱炎
出血性膀胱炎
初期症状
「尿が赤味を帯びる(血液が混ざる)」、「尿の回数が増える」、「排尿時に痛みがある」、「尿が残っている感じがする」
医療関係者向け
一般向け
改定の履歴
2020年9月2日 第12回重篤副作用総合対策検討会 議事録
それでは、出血性膀胱炎のマニュアルの改定ポイントについて、簡潔に説明させていただきます。・・・この10年ほどで出血性膀胱炎について大きな診療の変化はなかったと言ってよいと思いますので、基本的には前回のマニュアルをほぼ踏襲しております。その中で、主なポイントとして2点ございます。まず1点目としては、オプジーボを初めとする免疫チェックポイント阻害剤の使用が始まり、それによる出血性膀胱炎の報告がございますので、免疫関連の出血性膀胱炎の記載を加えております。2点目としては、出血性膀胱炎に対する治療で中心的役割を担う高圧酸素療法につきまして、昨年初めて無作為比較試験の結果が報告されておりまして、また、高圧酸素療法を組み込んだ出血性膀胱炎のアルゴリズムを昨年発表しておりますので、その内容を治療の項目に組み込んでおります。ほかには、免疫チェックポイント阻害剤の内容につきましては、休薬の上ステロイドの使用を考慮するということを記載しており、典型的な症例を掲載しております。主なポイントとしては以上になります。
2011年2月16日 第7回重篤副作用総合対策検討会 議事録
○事務局 それでは出血性膀胱炎のマニュアル(案)について、概要を説明いたします。資料1-8の5、6頁をご覧ください。出血性膀胱炎は膀胱の粘膜に何らかの原因による炎症が生じた膀胱炎のうち、尿に赤味を帯びる血尿などの出血を伴うものを言い、ウイルス、細菌、放射線などの原因のほか、抗がん薬、免疫抑制薬、抗アレルギー薬、抗生物質や漢方薬でも起こることがあります。症状としては、「尿が赤味を帯びる」「尿の回数が増える」「排尿時に痛みがある」「尿が残っている感じがする」などがあります。イラストは7頁に、尿の回数が増える、排尿時に痛みがある、尿が赤味を帯びるなどを表現したものを記載しています。概要については以上です。