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間質性肺炎

間質性肺炎

  • 肺臓炎
  • 胞隔炎
  • 肺線維症

初期症状

「空咳(からせき)が出る」、「階段を登ったり、少しはやく歩いたりすると息が苦しくなる」、「発熱する」などの症状がみられ、特にこれらの症状が、薬を飲んでから、急に出現したり、持続する
 

重篤副作用疾患別対応マニュアル

厚生労働省  >重篤副作用疾患別対応マニュアル (URL)  ※改定前の版も閲覧可能
PMDA  >重篤副作用疾患別対応マニュアル(医療関係者向け)(URL)  >重篤副作用疾患別対応マニュアル(患者・一般の方向け)(URL)
厚生労働省 >重篤副作用総合対策検討会 (URL)

(医療関係者向け)

(患者・一般の方向け)

 

改定履歴

第17回重篤副作用総合対策検討会 議事録(2025年9月3日)
○五十嵐座長 それでは、続きまして、資料2-7のマニュアル案に移りたいと思います。日本呼吸器学会から参考人の先生が御出席いただいておりませんので、代わりに事務局から説明をお願いいたします。
○事務局 資料2-7を御覧ください。本マニュアルは、平成18年11月に作成された後、令和元年9月に改定されておりますが、前回の改定から5年が経過し、薬剤に関する情報を更新し、読みやすいマニュアルを目指し、全体的に分かりやすい表現に見直しが行われております。
主な改定点といたしましては、健康効果が期待されるいわゆる健康食品によって副作用として間質性肺炎が引き起こされることが知られているため、その旨を追記して注意喚起が促されております。
また、医療関係者向けには、間質性肺炎の診断には胸部CTが重要であるため、「早期発見と早期対応のポイント」にこの旨が追加されております。
さらに、COVID-19による肺炎像が鑑別の対象になるため、この点も鑑別及び検査項目として追記され、加えて漢方による間質性肺炎に関して具体的な生薬成分が記載されております。
また、構成員の皆様より事前にいただいた御意見につきまして、学会から回答をいただいておりますので、御紹介いたします。まず、11ページ上段の「SpO2測定」という文言について、13ページには「動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定」という文言があるため、統一してはという御意見がございました。こちらにつきまして、学会からは11ページの「本症を疑い、血液検査、胸部単純X線写真、SpO2測定、動脈血ガス分析などの検査を直ちに行い」の部分と、13ページの「動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定や血液ガス分析、胸部単純X線写真の撮影を行う」の部分について、「経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)」に修正するとコメントをいただいております。
次に、15ページ下段の「KL-6が正常値であってもSP-Dは高値の症例もみられる」という部分について、KL-6が正常値であっても、SP-Dは高値の症例やその逆の症例もみられるという御意見がございました。こちらにつきまして、学会からは「KL-6が正常値であっても、SP-Dは高値の症例やその逆の症例もみられる」に修正するとコメントをいただいております。
以上になります。
○五十嵐座長 どうもありがとうございました。
2点修正することにいたします。
それでは、資料2-7につきまして御意見、御質問がありましたらお願いしたいと思います。山口先生、どうぞ。
○山口(育)構成員 ありがとうございます。
私は患者の立場なので、特に「患者の皆様へ」のところを重点的に見ているのですけれども、このところだけ非常にルビが多くて、ここまで必要かなというような内容までルビが振ってあったので、本当に読み方、「きょうひしょう」とか、そういうことに限定したほうがいいのではないかということと、漢字に重なっている、ぎりぎりかすっているので、非常に文字が見えにくいなという印象がございました。表記の仕方について御検討いただいたらどうかと思います。
以上です。
○医薬安全対策課課長補佐 御意見ありがとうございます。
ルビと文字の重なり、見やすいように学会とも調整して修正・検討したいと思います。ありがとうございます。
○五十嵐座長 漢字と平仮名とが近過ぎて読みにくくなっている印象があります。では、表示の仕方について御検討いただくということにしたいと思います。
ほかはいかがでしょうか。薄井先生、お願いします。
○薄井構成員 ありがとうございます。慈恵医大の薄井でございます。
先ほど御説明があった14ページのKL-6とSP-Dの高値の件ですけれども、ここの書き方は良いと存じますが、保険診療という点ではKL-6とSP-Dを同一月に測定することはできないのですが、これは学会としてはなるべく早く両方測定するようにという推奨みたいなものなのでしょうか。私の理解ですと、SP-Dのほうが少し早めに上がるということで、どちらかを先にするかと言うとSP-Dかなと思ったのですけれども、今の御説明ですと、KL-6が正常値であってもSP-Dは高いということなので、両方の検査が必要という理解になるのでしょうか。そこのところをお願いいたします。
○医薬安全対策課課長補佐 ありがとうございます。
こちらの詳細、背景につきましては現時点で確認できておりませんので、学会にお伝えさせていただきまして、追って御意見を共有させていただければと思います。
○五十嵐座長 薄井先生、よろしいですか。
○薄井構成員 はい。
○五十嵐座長 では、これは学会のほうに問い合わせて対応するということにしたいと思います。
ほかは。滝川先生、どうぞ。
○滝川構成員 同じ話で、しつこくて申し訳ないですけれども、このマニュアルでは16ページは「副腎皮質ステロイド」になっているのです。「薬」はついていないので。マニュアルごとにいろいろ違うというのも将来的に考えていただいたほうがいいのではないかと思います。
以上です。
○五十嵐座長 御指摘ありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
14ページのKL-6とSP-Dの関係性についての記載です。これらの記載について学会に修正の必要性を伺うことにしたいと思います。それでよろしいでしょうか。
(構成員首肯)
○五十嵐座長 それでは、ほかに特になければ、これはほかと違って少し学会と打合せをしなければいけない点があるのですけれども、それを含めて、このマニュアル案、基本的に御承認をいただけますでしょうか。
(構成員首肯)
○五十嵐座長 ありがとうございます。
 
第11回重篤副作用総合対策検討会 議事録(2019年7月18日)
それでは、議題2.に移ります。「平成30年度のマニュアル改定案について」です。事務局から説明をお願いします。
○事務局(治田)
具体的には、資料2-1はページ数が多いので、資料2-2で御説明いたします。資料2-2の「間質性肺炎」のマニュアルでは、31ページ以降が共通事項となります。31ページの参考1ですが、医薬品医療機器等法に基づく副作用報告の件数が記載されている箇所です。この数値を事務局のほうで更新しております。また、参考2として、33ページからになりますけれども、ICHの国際医薬品用語集日本語版における関連用語が記載されております。こちらも最新のバージョンに基づいて更新しております。また、今回のマニュアル改定から、医薬品副作用被害救済制度に関する記載を新しく追加しており、34ページの参考3が、過去5年間の実際の給付決定件数で、35ページの参考4が、救済の制度に関する解説です。事務局からの説明は以上でございます。
○五十嵐座長 何か御質問はありますか。よろしいでしょうか。
 
続いて、資料2-2の「間質性肺炎」のマニュアル(案)について、今日は日本呼吸器学会から参考人として須田先生にお出でいただいております。御説明をお願いいたします。
○須田参考人 浜松医科大学の須田でございます。よろしくお願いいたします。前回の版においては、イレッサ、ゲフィチニブの間質性肺炎が非常に世の中で問題になっておりまして、それと漢方も少し報告例が出てきておりまして、そういったものを中心に作成されておりました。先ほど持田先生がおっしゃいましたように、免疫チェックポイントを含めまして新しい様々な薬が出てきておりますので、大幅な改定はしておりませんけれども、そういった新しい薬の薬剤性の肺障害も含めて改定させていただきました。
具体的にお話させていただくと、お手元で資料を御覧になっていただければと思いますが、まず、8ページの「A.患者の皆様へ」という説明の中で、間質性肺炎という病気自体は非常に分かりづらいものですから、少し理解の助けになるように簡単な慢画のような絵を追加させていただきました。それから11ページで、「B.医療関係者の皆様へ」として、早期発見と早期対応のポイントということで、患者側のリスク因子ですけれども、日本人は薬剤性肺障害を起こしやすいということがはっきり分かってきましたので、これを少し明記させていただきました。それから、実臨床では、リスクファクターというものを考えて我々は経過をみていくことになりますが、前回の版では、アミオダロンとメトトレキサートの2つしかありませんでしたので、これをゲフィチニブも含めて6剤にして、26ページにありますが、表1.で一覧にさせていただきました。この一覧の中で特に強調させていただきたいのは、既存の間質性病変の存在ということがどの薬においてもリスクファクターになっているということで、使う医師にとっても、ここは十分に気を付けておかなければいけないということを書かせていただきました。
続いて、薬剤側のリスク因子ですが、これは昨年、呼吸器学会のほうから「薬剤性肺障害の診断・治療の手引き」の第2版を出させていただきましたので、それに合わせてそこの資料を使いまして、これは12ページの図1.に載っておりますけれども、日本における頻度を少し出させていただきまして、26ページの表2.で代表的な薬剤を書かせていただきました。また、28ページの表3.は代表的な臨床病型とその臨床病型を起こしやすい薬剤、これも薬剤性肺障害の手引に載っておりましたが、そこは私も書かせていただきまして、それを載せさせていただきました。
副作用の概要の所で、また表になりますが、市販後調査等の資料を全部拾ってきまして、29ページの表4.で、それぞれの薬剤での頻度というものを一覧にさせていただきました。
17ページの5.治療方法ですが、前版では文言で書いてあっただけでしたが、これも手引に合わせまして分かりやすい図に変えさせていただきました。
最も変えたのは、6.典型的症例概要ということで、具体的な症例を提示する所です。前回は、先ほどお話しましたように、ゲフィチニブが非常に注目されていましたので、それから、インターフェロン、漢方の小柴胡湯、抗不整脈剤では薬剤性肺障害が起こしやすいアミオダロンについて症例を提示させていただきましたが、今回はゲフィチニブは残しまして、インターフェロンは今はインターフェロンフリーになってきておりますので、それほど実臨床では使われないのではないかということで削除しました。
それから、臨床でよく使われる抗菌剤の薬剤性肺障害に、もう1つ出したほうがいいのではないかということがありまして、ミノマイシン、それから殺細胞性の抗がん剤では比較的薬剤性肺障害を起こしやすいドセタキセル、そして、いわゆる免疫チェックポイント療法のPD1抗体ですが、オプジーボあるいはペンブロリズマブのほうを掲載させていただきましたが、実臨床で見ると10%ぐらいの人に薬剤性肺障害を起こしてくることが今分かってきておりますので、これも症例として加えさせていただきました。以上でございます。
○五十嵐座長 御説明ありがとうございました。資料2-2についても齋藤構成員から御意見を頂いておりますので、御説明をお願いします。
○事務局(丸山) 事務局より御欠席の齋藤構成員からの御意見を紹介させていただきます。13ページを御覧ください。先ほどと同様の御意見です。2.副作用の概要の5行目です。こちらに「生物学的製剤」という文言が用いられておりますが、先ほどと同様に、「生物学的製剤(バイオ医薬品)」と、(バイオ医薬品)の文言を追記いただけませんでしょうか、という御意見です。
もう1点は、23ページを御覧ください。(4)漢方薬による間質性肺炎の所ですが、黄芩及び甘草含有漢方薬が被疑薬として頻度が高いようですので、追記を御検討いただいてはいかがでしょうか、という御意見を頂いております。併せて御審議いただきますと幸いです。よろしくお願いいたします。
○五十嵐座長 須田先生の御意見を最初に頂きたいと思います。
○須田参考人 まず、「生物学的製剤(バイオ医薬品)」、これも直させていただきたいと思います。それと、もう1つの御指摘ですが、黄芩と甘草は確かにそのように言われておりますので、文章で少し付け加えさせていただきたいと思っております。
○五十嵐座長 23ページの(4)の部分に、少し追記をするといった御対応を取っていただくということです。ありがとうございます。それでは、委員の先生方から何か御質問、御意見はありますでしょうか。
○笠原構成員 笠原です。この内容は情報が新しくなって役に立つと思いますし、非常によく改定されたと思いますけれども、1つは、これは多分勘違いだと思いますが、26ページの表1.の欄外にDMARDsというのがありまして、drug-modifying antirheumatic drugsと書いてありますけれども、これは、disease-modifyingの間違いではないかと思いますが。
○須田参考人 申し訳ありません。訂正させていただきます。
○笠原構成員 もう1点は、31、32ページです。これは後から厚労省で付けた表だと思いますが、28年と29年で、間質性肺炎の件数は2,497件と非常に多くて、その他が1,375件とあるのですが、実際に全部は出さなくても、その他の中でも10件とか20件以上あるものについては、むしろ個別の名前を入れたほうがいいと思いますが、これについてはいかがでしょうか。全部10件以下のものなら別なので
 
第2回 重篤副作用総合対策検討会議事録(平成18年10月19日(木))
○事務局 続きまして間質性肺炎、急性肺損傷、急性呼吸窮迫症候群、非ス テロイド性の抗炎症薬による喘息発作のマニュアルについて簡単に説明いた します。  まず間質性肺炎です。5頁に概要を記載しています。肺胞の炎症で動脈中 に酸素が取り込みにくくなる「間質性肺炎」ということで、抗がん剤や抗リ ウマチ薬、漢方薬などでみられます。こちらも一般用医薬品の風邪薬でもみ られることがあるという形で記載しています。初期症状としては、「息切れ・ 息苦しくなる」、「空咳が出る」というものを挙げています。  「間質性肺炎とは?」ということで、少し肺胞の説明も細かく記載してお ります。7頁では、先ほどの早期発見・早期対応のポイントを記載しており ます。  8頁以降は「医療関係者の皆様へ」です。「早期発見と早期対応のポイント」 で、好発時期、リスク因子等を現時点で分かっている範囲で記載しています。  9頁の「副作用の概要」の所では、これまでに報告があったものについて 簡単に概略を記載しています。10頁は「発生機序」ということで大きく2つ、 抗悪性腫瘍薬のように細胞傷害性の薬剤、また、アレルギー性の免疫反応が 原因になるもの、といった発生機序が2つあるといった記載です。  11頁は判別基準、それから判別が必要な疾患です。12頁には判別方法、治 療方法などを記載しております。  典型症例概要については、症例1から症例4に多くの症例を紹介しており ます。これらの症例については、23頁以降にレントゲン写真が豊富に記載さ れております。また、典型症例の記載の後ですが、16頁「その他、早期発見・ 早期対応に必要な事項」ということで、現時点の科学的な知見ということで 人種差、遺伝子多型の関係、漢方薬による間質性肺炎を別項立てで記載して おります。18頁、19頁は引用文献です。間質性肺炎については以上です。  続いて急性肺損傷・急性呼吸窮迫症候群です。5頁「患者の皆様へ」とい うことで、動脈の血液中に酸素が取り込みにくくなり、急な息切れや呼吸困 難などが出現する副作用ということで、抗がん剤、抗リウマチ薬、また、血 液製剤などでもみられるということです。初期症状として「息が苦しくなる」、 「咳・痰がでる」、「呼吸がはやくなる」、「脈がはやくなる」などを挙げてお ります。  5頁から6頁には、副作用の概要またはポイントなどを記載しています。  7頁は「医療関係者の皆様へ」ということで、副作用の好発時期、8頁に は副作用の概念を記載しています。10頁は、「発生機序」というところでいく つか文献から引用しており、生成される活性酸素による障害、直接的な毛細 血管内皮細胞障害、リン脂質の蓄積、免疫学的な機序による障害などの発生 機序を紹介しております。  11頁は判別または治療方法です。12頁は典型症例で、エックス線写真も含 めて紹介しております。  13頁は、その他の必要事項ということで、輸血関連のTRALIについて説明 をしております。14頁では急性間質性肺炎との鑑別、または、遺伝子多型の 関係で疾患感受性について簡単に触れています。