📖
一回拍出量
ひとことで
一回拍出量は、心室が1回の収縮で送り出す血液量です。前負荷、後負荷、心収縮力によって変化します。
もう少し詳しく
一回拍出量(SV)=拡張末期容積 − 収縮末期容積
後負荷が増える
↓
血液を送り出しにくくなる
↓
一回拍出量が減る方向
心収縮力が高まると、一回拍出量は増える方向に働きます。ただし心機能や弁膜症などで関係は変わります。
なぜ重要?
薬との関係
- 利尿薬:過剰な前負荷を減らし、うっ血を改善する
- 血管拡張薬:後負荷を下げ、駆出を助けることがある
- 強心薬:心収縮力を高め、一回拍出量を増やす方向に働く
- β遮断薬:急性には収縮力を抑えるが、慢性心不全では長期的な心保護を目的に使う
考えてみよう
問い
脱水が進むと、一回拍出量はなぜ低下しやすいのでしょうか?
解説
静脈還流と心室充満が減り、前負荷が低下するためです。その結果、1回に送り出せる血液量が減ります。
関連用語
関連教材
フランク・スターリング機序、脱水と循環、後負荷と一回拍出量。
参考資料
標準的な生理学・循環器病態生理学・薬理学教科書。